全米オタクの祭典がスタート!マーベル、DC、ポケモンGO…注目の作品は?
コミコン2016
北米最大級のポップカルチャーの祭典コミコン・インターナショナル(以下、コミコン)が現地時間21日に米サンディエゴでスタートするのに先駆けて、20日に前夜祭が開催、早くも会場は各国から集まったオタクたちの熱気に包まれた。
前夜祭は、開催期間となる4日間のチケットを手にした購入者向けのプレビューイベント。会場となるコンベンションセンター内エキシビジョンホールには、映画会社や玩具メーカーなどあらゆる企業のブースが立ちならび、コスプレイヤーや限定アイテムを求めるファンでごったがえした。
DCコミックスは新作映画『スーサイド・スクワッド』『ワンダーウーマン(原題) / Wonder Woman』の衣装を、マーベルはニューヨークのブルックリンに設置されるキャプテン・アメリカの銅像などを展示。また『ロード・オブ・ザ・リング』のWETAデジタルのブースでは、ハリウッド版「攻殻機動隊」のアンドロイドが披露され、ファンの目を楽しませていた。
もう一つのコミコンの目玉といえば、21日から24日の開催期間中、会場の各所で行われるパネルディスカッション。収容人数6,500人を収容するホールHでは、大作がずらり並ぶ注目のイベントが例年行われる。今年は『エイリアン2』30周年を記念して、シガーニー・ウィーヴァーやジェームズ・キャメロン監督らオリジナルキャスト・スタッフが集結予定。キャメロン監督の口から『アバター』(2009)続編の新情報が語られるのかにも注目したい。
また、ベネディクト・カンバーバッチが主演を務める『ドクター・ストレンジ(原題) / Doctor Strange』をはじめ『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の続編、2部作で製作される『アベンジャーズ:インフィニティー・ウォー(原題) / Avengers: Infinity War』の発表が予想されるマーベル、『スーサイド・スクワッド』『ジャスティス・リーグ(原題) / Justice League』が控える米ワーナーによるヒーロー対決も見どころ。ワーナーは『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の新情報にも期待したい。
隆盛を極めるテレビドラマでは、「ウォーキング・デッド」「ゲーム・オブ・スローンズ」が今年もホールHでパネルを開催。さらに今年は、「SHERLOCK(シャーロック)」も満を持して同会場でのパネルを予定している。
映画だけでなく、全米で社会現象を巻き起こしているスマートフォン向けゲーム「Pokemon GO」にも注目。当初は500人規模の部屋を予定していたが、あまりの反響の大きさにホールHへとパネル会場を移動しており、どれだけのファンが集まるのか。実写化の情報公開も期待されるだけに、最終日の大きな目玉となりそうだ。(編集部・入倉功一)