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『スター・トレック BEYOND』初登場1位!ジェームズ・ワン製作ホラーは3位

全米ボックスオフィス考

余裕の1位! - 映画『スター・トレック BEYOND』ポスタービジュアル
余裕の1位! - 映画『スター・トレック BEYOND』ポスタービジュアル - (C)2016 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

 先週末(7月22日~7月24日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、人気SFシリーズ第3弾『スター・トレック BEYOND』が興行収入5,925万3,211ドル(約59億2,532万1,100円)で初登場1位に輝いた。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル100円計算)

電気消せない…初登場3位『ライト/オフ』場面写真

 前2作のメガホンを取ったJ・J・エイブラムスが『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の監督に就任したため、『ワイルド・スピード』シリーズのジャスティン・リン監督が後任を務めることになった本作。前2作を手掛けたロベルト・オーチーの脚本がボツになり、スコッティ役のサイモン・ペッグらが新たな物語を執筆するなど製作時にはいろいろあったが、批評家からも観客からも高い支持を得ている。ただ、前2作のオープニング興収(第1弾は7,520万4,289ドル・約75億2,042万8,900円、第2弾は7,016万5,559ドル・70億1,655万5,900円)には及ばなかった。すでに第4弾の話も出ている。

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 3位には、『死霊館』シリーズのジェームズ・ワンが製作を務めたホラー『ライト/オフ』が興収2,168万8,103ドル(約21億6,881万300円)という予想を上回るヒットで初登場した。動画サイトで公開されるや驚異的な再生数を誇った映像を、長編映画化。電気を消して暗闇になると現れる“何か”に怯える姉弟を描く。観客の男女比は46対54で、年齢別では35歳以下が観客の74%を占めている。これは1位の『スター・トレック BEYOND』とほとんど真逆の結果で、うまく2作品で観客を分け合った形になったといえる。

 一方、シリーズ第5弾『アイス・エイジ:コリジョン・コース(原題) / Ice Age: Collision Course』は興収2,137万3,064ドル(約21億3,730万6,400円)で期待外れの4位。しかし海外では好調で、今や『アイス・エイジ』はアニメーション映画で最も世界興収を上げたシリーズとなった。

 拡大公開された『ヒラリーズ・アメリカ:ザ・シークレット・ヒストリー・オブ・ザ・デモクラティック・パーティー(原題) / Hillary's America: The Secret History of the Democratic Party』は前回の37位から大幅ランクアップで9位に。民主党の大統領候補であるヒラリー・クリントン氏の恐ろしさを暴く、とうたわれたドキュメンタリーだ。

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 今週は、マット・デイモン主演の人気アクションシリーズ最新作『ジェイソン・ボーン』、クリステン・ベルら出演のコメディー『バッド・マムズ(原題) / Bad Moms』、『パラノーマル・アクティビティ』第3、4弾のメガホンを取ったコンビの新作スリラー『ナーヴ(原題) / Nerve』などが公開される。(編集部・市川遥)

7月22日~7月24日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『スター・トレック BEYOND』
2(1)『ペット
3(初)『ライト/オフ』
4(初)『アイス・エイジ:コリジョン・コース(原題) / Ice Age: Collision Course』
5(2)『ゴーストバスターズ
6(4)『ファインディング・ドリー
7(3)『ターザン:REBORN
8(5)『マイク・アンド・デイヴ・ニード・ウエディング・デイツ(原題) / Mike and Dave Need Wedding Dates』
9(37)『ヒラリーズ・アメリカ:ザ・シークレット・ヒストリー・オブ・ザ・デモクラティック・パーティー(原題) / Hillary's America: The Secret History of the Democratic Party』
10(8)『ザ・インフィルトレイター(原題) / The Infiltrator』

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