『スター・ウォーズ』新ヒロインは素顔もタフ!影響を受けたのはやっぱりあの人!
映画『スター・ウォーズ』最新作にして、単独映画シリーズの幕開けを飾る『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(12月16日全国公開)でヒロインを演じたフェリシティ・ジョーンズが、本作の裏側と私生活を語った。
2014年、フェリシティは『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞主演女優賞にノミネート。今年は年末にかけて『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズ第3弾『インフェルノ』(10月28日公開)に『ローグ・ワン』と話題作の公開が待機するなど一気にスターダムにのし上がったが、「少しでも調子に乗ろうものなら、家族や親しい友人たちがすぐ冷やかしてくるんです。今でも地に足の着いた生活が送れているのは彼らのおかげ。天狗になるなんてことは、絶対にないでしょうね」と謙虚に語る。
そんな彼女が演じるのは、反乱軍の指導者モン・モスマ議員に目をつけられ、銀河に暗い影を落とす帝国軍の破壊兵器デス・スターの設計図強奪に挑む特殊部隊ローグ・ワンに加わる主人公ジン・アーソ。性格は無謀で攻撃的。たった一人で生きるため、あらゆる犯罪に手を染めてきた女性だ。
撮影前、メガホンを取るギャレス・エドワーズ監督のすすめで観たのが、戦争映画の傑作『地獄の黙示録』と『プライベート・ライアン』。続けてフェリシティは「それらの映画は、監督の求めている物を理解するうえで大変助けになりました。でも、ジンの役づくりにおいて最大のインスピレーションを与えてくれたのは、『エイリアン』でシガーニー・ウィーヴァーが演じたリプリーなんです」と明かす。
撮影では、リプリーよろしく男だらけの現場に放り込まれたが、「その中でも一番タフなキャラはジンだってみんな認めていたから、怖じ気づいたりはしなかったですね」と素顔もタフ。撮影の半年前からカンフーの指導などトレーニングも欠かさなかったといい「プライベートでもいろんなスポーツを楽しんでいるから、ちっとも苦ではありませんでした。すごく刺激的で楽しい体験だった」と活発的な一面ものぞかせた。
ちなみに、兄の影響で始めたジャグリングも大好きで、「子供のころ、兄が根気強く熱心に指導してくれたんです。サーカス団で働く女の子が好きだったみたいで、彼女に近づく口実になると思ったのかも(笑)。最近は忙しいけど、時間がある時はやっています」と告白。『ローグ・ワン』でその才能を生かす場面はなかったが、「過密なスケジュールを“ジャグリング(=やりくり)”するという意味では、役立ったかもしれないわね」と笑みを浮かべた。(編集部・入倉功一)