『新宿スワンII』ヒロインは広瀬アリス!浅野忠信ら新キャスト発表
綾野剛主演の映画『新宿スワン』の続編『新宿スワンII』(来年1月21日公開)の新キャストが発表され、女優の広瀬アリスがヒロインを務めることが明らかになった。そのほか浅野忠信、上地雄輔、高橋メアリージュン、要潤、椎名桔平らが新たに加わるという。
原作は、新宿歌舞伎町を舞台に主人公のスカウトマンの成長と、歌舞伎町の裏社会を描いた和久井健の人気コミック。2015年に公開された前作は、主演の綾野をはじめ、山田孝之、沢尻エリカ、伊勢谷友介ら豪華キャストを迎え、『映画 みんな!エスパーだよ!』『地獄でなぜ悪い』などの園子温監督がメガホンを取った。
綾野と園監督が再びタッグを組んだ今作の舞台は横浜。スカウト会社・新宿バーストのエース格となった白鳥龍彦(綾野)は、勢力拡大を目論む社長・山城(豊原功補)の命により、幹部の関玄介(深水元基)と共に横浜へと送り込まれる。しかしそこは、タキ(浅野)と呼ばれる男が支配する難攻不落の王国だった。警察やヤクザとも裏取引をするタキの謀略によって窮地に陥った新宿バーストは、龍彦を破門することで事態を回避しようとするが……。
前作で沢尻が演じたアゲハに代わって、今作のヒロインとなるキャバクラ嬢・小沢マユミにふんする広瀬は、「前作を知っていたので、まさか自分が参加できるとは思えませんでした」と驚きながら、「綾野さんには本当引っ張っていただきました。マユミという女の子を演じるにあたって壁が沢山ありましたが、現場では綾野さんは常に龍彦として接して下さったので、自分もマユミとしてそこにいることが出来ました」とコメント。
一方、綾野ふんする龍彦と対峙する滝正樹を演じる浅野は「漫画の顔が似ていて横浜出身ということもあり、これは自分がやらせていただけるならと思いました」とオファーを受けた心境を明かし、「強さの中にある緊迫感と彼の背負ったさだめは演じていてとても楽しめました。それぞれの俳優さんの迫力はかなりみものです!」と語っている。
もちろん伊勢谷、深水、豊原、金子ノブアキ、村上淳、山田優、久保田悠来、吉田鋼太郎といった前作のキャストもカムバック。綾野は「エンドロールを観終わった時、素直に体感しました。続編を皆様に届けられる事への喜びと奇跡に感謝しかないと。この溢れる気持ちを早く皆様と共有したい。そして、新宿スワンIIにしか生まれる事のない熱量と共に『いくぞーーー!』と燃え上がっています」とコメントを寄せている。(編集部・中山雄一朗)