EXILE HIRO自身初プロデュース映画初日に感無量!
EXILEのHIRO初映画プロデュース作品『たたら侍』の初日舞台あいさつが20日、新宿バルト9にて行われ、HIROをはじめ、錦織良成監督、青柳翔、AKIRA、小林直己、田畑智子、石井杏奈、甲本雅裕、宮崎美子、早乙女太一、でんでん、佐野史郎、笹野高史、津川雅彦が登壇した。HIROは「日本の美しい文化を世界に伝えたいという思いで歩き始めたプロジェクトが、こうして初日を迎えられてうれしい」と感無量な表情を浮かべていた。
本作は、戦国時代中世の奥出雲の村を舞台に、伝説継承を宿命づけられた青年が、「力とは何か、本当の強さとは何か」という思いのなか、真の侍へと成長していく姿を描いたオリジナル時代劇だ。
モントリオール世界映画祭のワールドコンペティション・最優秀芸術賞をはじめ、世界7カ国で19の賞を受賞した本作について、主人公の伍介を演じた青柳は「ストレートな反応の海外で評価されたことは、とてもうれしいこと。スタッフやキャスト、島根の方々などたくさんの人に支えられてできあがったすてきな作品です」と胸を張る。
真摯な態度で作品について話す青柳の姿に、母親役を務めた宮崎は「青柳くんは本当に真面目。もうちょっと面白みがあったほうが良かったな」と愛のあるダメ出し(!?)をしつつも、「一生懸命やっている姿は素直に応援したいと思えるし、作品を通じてとても成長しましたね」と賞賛。青柳は「ありがとうございます」と宮崎の言葉をかみ締めるように聞いていた。
錦織監督は「魂を込めた作品です。最初、時代劇は(興行的に)難しいのかなと思ったのですが、HIROさんが『本物を作ればわかってもらえるはず』と言っていたのを聞いて、向かっていけました」と語ると、HIROは「みんなの真剣な気持ちが、本気の思いを表現することに繋がった。日本の心を感じていただき、観ていただいたみなさんの心に何か残せたらうれしいです」と真剣なまなざしで会場を見つめていた。(磯部正和)
映画『たたら侍』は全国公開中