窪田正孝、アクションシーンで殴られまくるも「刺激的」
石田スイの人気漫画を実写化した映画『東京喰種 トーキョーグール』の公開直前スペシャル晩餐会が20日、都内で行われ、主演の窪田正孝がサプライズ登壇。劇中のアクションシーンで自身がボコボコにされた様子などを振り返り、「刺激的でした」と笑顔で感想を述べた。
人間を捕食する異形・喰種(グール)が潜む東京を舞台に、ある事故を契機に半喰種となった平凡な大学生・金木研(窪田)の運命を活写する本作。この日は本作の世界観を表現した「美食家たちの晩餐会」と題したイベントが開催され、集まったファンに劇中に出てくるものをイメージした料理やドリンクが振る舞われ、窪田ほか、桜田ひより、白石隼也、柳俊太郎が途中サプライズ登壇。客席からの大歓声で迎えられると、ファンを前にトークを行った。
窪田と白石は劇中、激しいアクションシーンに挑戦しているが、白石は窪田の首根っこをつかんで壁に叩き付けるシーンを振り返り、「そういうシーンでは普通、(窪田の)背中とかにパットとかを入れてやるんですけど、入れていないので首をつかむところまでかなと思っていたら、カットが全然かからなくて……躊躇していたら、窪田さんが『カットかかっていないからやっていいよ』って」と言われたことを紹介。
これに窪田は「その時は、僕はまだ強くない設定。怪我したらそれはそれかなと思っていました」といい、白石はそんな窪田の心意気が「画にすごく現れていた」といい、「頼りなる座長でした」と称える。窪田は自身が殴られまくるシーンを「ボコボコにされて刺激的でした。(白石は)ものすごく強靭なパワーですよ」と述懐していた。
窪田はコミック原作の主人公を演じるにあたってプレッシャーがあったといい、「まず現場に入って自分を消す作業からしました。金木はそういうキャラクター。(自分で役を作るというより)ほかのみなさんに自分のキャラクターを作ってもらった」とコメント。そうして完成した本作について「人間の本質に迫る映画。自分に危害を加えるものを排除するとか、自分は誰に生かされているのか、そんなことをひしひしと感じさせてくれる映画。海を越えてたくさんの人に見ていただけたら」とアピールしていた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『東京喰種 トーキョーグール』は7月29日より全国公開