なんか不吉…平和な街に不穏『サバービコン』特報映像公開
『ビッグ・リボウスキ』『ファーゴ』などの鬼才ジョエル&イーサン・コーエン兄弟が温めていた企画を、監督ジョージ・クルーニー、主演マット・デイモンで映画化した『サバービコン 仮面を被った街』から特報映像とポスタービジュアルが公開された。一見、平和そうだが何かがおかしく、不穏な雰囲気をまとう街「サバービコン」の一部が披露されている。
マットが平凡なファミリーマンの顔の裏に驚きの秘密を隠すクセモノ主人公を演じた本作は、アメリカンドリームの街「サバービコン」を舞台に、黒人一家の隣の家で強盗事件が発生したことで、理想的な日常が崩れ去っていく様子を描いたサスペンスコメディー。『アリスのままで』のジュリアン・ムーア、『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』のオスカー・アイザックなど演技派の俳優たちがクルーニー監督のもとに集結し、「何かおかしい」映画をつくりあげた。
この度お披露目された日本版の特報映像には、50年代の古き良きアメリカ・カルチャーを感じさせるかわいい街並みやファッションが登場。しかし、レトロな描写に心躍らせたのも束の間、ポップで楽しい音楽とは裏腹に次々と過激なシーンが映し出され、最後には大きな爆発。それをあぜんとした表情で見つめているマットの顔には血のようなものが付いているようにも見える……。
特報映像と同じタイミングで公開されたビジュアルでは青空の下にマットとジュリアンが並んでいるのだが、マットのワイシャツには血痕があり、怖すぎるくらいの満面の笑みを浮かべているジュリアンが持っているカップは一部が欠けている。日本での公開は5月4日から……。(編集部・海江田宗)