ジョニー・デップ&ディカプリオの名作『ギルバート・グレイプ』特典映像の一部公開
青春映画の名作『ギルバート・グレイプ』(1993年製作)の初ブルーレイ発売とDVD再発売(ともに6月20日)に先駆けて、一部特典映像のダイジェスト動画が公開された。兄弟を演じたジョニー・デップとレオナルド・ディカプリオが役などについて語っている。
『ギルバート・グレイプ』は、家族の絆や愛憎、優しさや慈しみ、恋の芽生えなどを描いた人間ドラマ。知的障害のある弟アーニー(ディカプリオ)と過食症の母親を抱え、アイオワ州の小さな田舎町を生まれてから24年間一度も出たことがないギルバート(ジョニー)が、少女ベッキー(ジュリエット・ルイス)と出会ったことから、自分を見つめ直していく。
今回公開されたのは、4種類の特典映像の中から、登場人物についてのインタビューを収めた「The Characters of Gilbert Grape」のダイジェスト映像。ジョニーが撮影当時を振り返り、「僕自身が精神的にすごく動揺している時期だった」「当時の僕はひどい状況に陥っていて、不安定な心の内が誰の目にも明らかだったと思う」と明かす様子や、ハンディキャップのあるアーニーを熱演し、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた撮影当時19歳のディカプリオが「脚本を読んだ時は、やりこなす自信がありませんでした。でも尻込みをするより役柄に忠実でいようと努力したんです」と笑顔で語る場面が、メイキング映像やメガホンを取ったラッセ・ハルストレム監督の話などと共に収録されている。
オーディションで役を勝ち取ったディカプリオにとって、今でも時々観る大切な作品だという『ギルバート・グレイプ』。若き日の彼らの名演は、色あせることなく映画史に輝き続ける。(編集部・小松芙未)