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『銀魂』続編がすぐ公開される理由!前作の撮影初日に製作陣がヒット確信

『銀魂2』撮影現場の様子
『銀魂2』撮影現場の様子 - (C) 空知英秋/集英社 (C) 2018映画『銀魂2』製作委員会

 昨夏に公開され、2017年の実写邦画No.1の成績をおさめた映画『銀魂』の続編として、8月に公開を控える『銀魂2 掟は破るためにこそある』。前作のヒットから1年という早さで小栗旬らメインキャスト陣が続投したパート2の公開が実現した。その理由は、前作の撮影初日から製作陣がヒットを確信し、続編製作に向けて動き出していたからだという。松橋真三プロデューサーに話を聞いた。

【写真6枚】『銀魂2』撮影現場の様子

 「パート1を撮り始めたのがちょうど2年前、2016年の7月。クランクインしたその日に、これはきっといけるから『2』を作ろうと、出演陣と監督たちとの間ですでにそういう雰囲気がありました」

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 『銀魂2』が撮影中の3月、撮影現場で取材に応じた松橋プロデューサーは、前作も手がけた人物。前作の撮影初日から芽生えたシリーズ化への意欲は並々ならぬもので、そこからすぐに続編撮影に向けてキャスト陣のスケジュールをおさえるために動いた。

 「早々に今年のこの時期の皆さんのスケジュールをがーっとおさえました。通常であれば公開して結果が出て、それからということになりますから、続編がその翌年の夏に出来上がるなんてことはまずありません。早くても2年か3年かかりますが、『銀魂』は当たる確信があったので、もちろん正式決定はパート1の結果が出た後かもしれないけれども、もうみんな続編をやるつもりで備えようという感じでした」

 結果的に1作目は成功をおさめ、昨年7月の前作公開からおよそ1年で『銀魂2』が公開されることとなった。前作のヒットからファンの熱がおさまらぬうちというタイミングの重要性はあったのだろうが、松橋プロデューサーは夏の公開にこだわりがあったと語る。前作で「夏だ!祭りだ!銀魂だ!」と盛り上がった空気感を再び巻き起こすために、夏に公開を間に合わせたい。そのために、「相当なムチャ」をしているのだとか。CG合成など仕上げ作業を行う人員を2倍用意し、2倍のスピードで進めている。

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 しかしながら続編とあり、スタッフ&キャスト陣のチームワークはバッチリ。パート1の反省をいかしながらの撮影は順調とのことで、松橋プロデューサーは「傑作です」と完成前から自信をのぞかせた。この日に行われていたのはギャグパートの撮影で、カットがかかるたびにドッと笑いが起こっていたが、『銀魂2』には男たちのアツい友情と戦いを描いたシリアスなパートもあり、そちらは泣ける仕上がり。松橋プロデューサーは「この笑いとアツい涙との振り幅がすごすぎて“情緒不安定な作品”です」とも明かしていた。

 気になるのが、さらなる続編の有無。「気分的にはあります。ですが、みなさん忙しすぎて、来年の夏はちょっと無理です(笑)。われわれは銀さんは寅さんだと思っているので、気持ちとしては『男はつらいよ』シリーズみたいに……」と今後のシリーズへの具体的な話は出なかったものの、その可能性をにじませた。(編集部・小山美咲)

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