ユアン・マクレガー、実写『プーさん』の魅力を語る!
ユアン・マクレガーが主演した映画『プーと大人になった僕』が9月14日に日本で公開される。『トレインスポッティング』や『スター・ウォーズ』シリーズなどで知られ、日本にも多くのファンを持つユアンが本作で初来日を果たすことも話題になっている。ユアンが7月末にアメリカ・ロサンゼルスで共演者のヘイリー・アトウェルとともに取材に応じ、映画の魅力を語った。
世代をこえて世界中で愛されているハチミツ好きのキャラクター「くまのプーさん」を『美女と野獣』などのディズニーが実写映画化した今作。「100歳になっても、きみのことは絶対に忘れない」と約束を交わしたプーとクリストファー・ロビンが別れた後の物語だ。大人になったクリストファー・ロビンをユアン、仕事ばかりのクリストファーと時に優しく、時に厳しく向き合う妻のイヴリンを『JIMI:栄光への軌跡』などのヘイリーが演じた。
メガホンを取ったのは『チョコレート』『ネバーランド』『007/慰めの報酬』などのマーク・フォースター監督。ユアンとは2006年公開のスリラー映画『ステイ』でタッグを組んでおり、今回の作品に参加した理由を聞かれたユアンが「まずはマークだ」と答えた通り、お互いへの信頼は厚い。
劇中に登場するプーさんやその仲間たちが可愛い本作の撮影では、若い役者たちがそれぞれ1つのキャラクターを担当していたとユアンは語る。彼らとともにユアンやヘイリーたちは演技を行ない、「見事にぴったりの配役で、次第に彼らの演技をみていると、キャラクターが浮かび上がって見えるようになっていたよ」とユアンは絶賛した。
完成した作品についてユアンは「これまでのディズニーの実写化とはちょっと違っているよね。とても美しく、芸術的で。そして、脚本に心を動かされた。素敵なテーマがあるし、キャラクターもいいし」と自信をのぞかせる。一方のヘイリーもユアンの演技について「(ユアン演じるクリストファーが)プーと会ってから起きる変化が見事だった。あれは、大声で笑ったわ」と明かした。
とにかく可愛くて魅力的なキャラクターたちが登場する映画だが、主人公はユアン演じるロンドンにある商社で働くサラリーマンの男性。子どもたちがプーたちを観て楽しめる一方で、現代の大人にグッと刺さるメッセージが込められている側面も兼ね備えている作品だ。
メインの観客はどの層になるのだろうか。ユアンは「大人になってから、子どものころに好きだった映画を観なおすことがあるんだけれど、今になってその意味がわかることがある。『ああ、こういうことだったのか!』と。ぼくが当時夢中になっていたのは、子どもが惹かれる要素であって、それでも十分満足感を得られた。だから、この映画もきっと大丈夫だと思う」とコメントした。(編集部・海江田宗)