マイケル・ダグラスがハリウッド殿堂入リ
映画『ウォール街』『アントマン』シリーズの名優マイケル・ダグラスがハリウッド殿堂入りを果たしたことが、同イベントを主催する Hollywood Chamber of Commerce の公式サイトによって明らかになった。
【写真】マイケル・ダグラスがピム博士役で出演!『アントマン&ワスプ』
11月6日(現地時間)にカリフォルニア州のハリウッド・ブルーバードで開催された授賞式では、女優ジェーン・フォンダやNBCユニバーサルの副会長ロン・メイヤーらがゲストスピーカーとして参加。さらに、『スパルタカス』などで知られる父親カーク・ダグラス、『シカゴ』に出演した妻で女優のキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、息子のキャメロン・ダグラスらも参加したようだ。
1944年に父親カーク・ダグラス、母親で女優のダイアナ・ダグラスのもとに生まれたマイケルは、カリフォルニア大学在学中にアメリカン・プレイス・シアターで演技を学ぶ。当時、彼は父親の撮影現場を通して映画製作にも興味を持ち、一時期はカメラの後ろ側でスタッフとして活動していたが、役者に転向することを決意。しかし、彼が注目されたのは、父親から映画の版権を譲られて製作した『カッコーの巣の上で』がアカデミー賞作品賞を受賞したことだった。
その後、1980年代に入ると『危険な情事』『ウォール街』『ブラック・レイン』など数々の話題作でハリウッドを代表する俳優として名を馳せ、1990年代には『氷の微笑』『アメリカン・プレジデント』などヒット作にも恵まれた。2016年にはセザール賞の名誉賞を受賞している。私生活では、前妻ディアンドラとの間に第1子キャメロンをもうけ、2000年に再婚したキャサリン・ゼタ=ジョーンズとの間には、2人の子供をもうけた。2010年に喉頭がんを患ったものの、抗がん剤治療や放射線治療で克服し、現在も俳優として活躍し続けている。
彼は、2,648番目のスターとしてハリウッド殿堂入りを果たしている。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)