松坂桃李主演『居眠り磐音』木村文乃&芳根京子がWヒロインに!
松坂桃李が時代劇初主演を務める映画『居眠り磐音』(2019年5月17日公開)の全キャストが発表され、木村文乃と芳根京子がWヒロインを務めることが明らかになった。あわせて、豪華キャストが次々と映し出される特報映像も公開された。
シリーズ累計2,000万部突破の佐伯泰英の人気時代小説を映画化する本作。松坂演じる主人公・坂崎磐音は、命令に従って大切な幼なじみ・小林琴平を討ち取ったことから脱藩を決意し、江戸で鰻割きや両替商・今津屋の用心棒として働く浪人。そんな磐音が騒動に巻き込まれた今津屋を守るため活躍するさまを、『超高速!参勤交代』『空飛ぶタイヤ』などの本木克英監督が描き出す。
ヒロインの木村はNHK大河ドラマ「功名が辻」(2006)に数話出演したことはあるものの、本作で本格時代劇初出演。磐音が江戸で身を寄せる金兵衛長屋の娘で、世話好きなちゃきちゃきの深川娘・おこん役を務める。もう一人のヒロイン・小林奈緒にふんするのは、連続テレビ小説「べっぴんさん」や映画『累 -かさね-』で知られる芳根。祝言を前に許婚の磐音に兄・琴平を殺され、悲しい運命に翻弄される女性という役どころだ。
そのほかのメインキャストも豪華俳優陣が勢ぞろい。奈緒の兄で磐音の幼なじみ・小林琴平役で柄本佑、同じく磐音の幼なじみで琴平の妹の夫・河出慎之輔役で杉野遥亮、磐音の剣の師匠・佐々木玲圓役で佐々木蔵之介、関前藩国家老・宍戸文六役でピエール瀧、遊郭「三浦屋」の主人・庄右衛門役で陣内孝則、今津屋の主人・吉右衛門役で谷原章介、磐音が住む長屋の大家・金兵衛役で中村梅雀、両替商「阿波屋」の主人・有楽斎役で柄本明が出演する。
さらに、石丸謙二郎、財前直見、西村まさ彦、橋本じゅん、早乙女太一、中村ゆり、波岡一喜、佐戸井けん太、比留間由哲、和田聰宏、高橋努、荒井敦史、南沙良、ベンガル、桜木健一、水澤紳吾、阿部亮平、永瀬匡、川村ゆきえ、宮下かな子、山本浩司、有福正志、菅原大吉といったバラエティー豊かなキャストが名を連ねている。(編集部・吉田唯)
<コメント全文>
■木村文乃(おこん役)
本格的な時代劇には初挑戦で、京都の撮影所も初めてで不安も多かったのですが、改めて京都という町とスタッフの皆さんが好きになった撮影でした。おこんは太陽の似合う人情に厚い、江戸の女です。そして、町娘なので時代劇とは言え作法に縛られ過ぎず、自由に動いて生き生きできることが楽しかったです。磐音さんへと奈緒さんへと、あっちにこっちに気持ちを真っ直ぐ向けるおこんを楽しんでいただけたら幸いです。
■芳根京子(小林奈緒役)
松坂さん演じる磐音様を、ひたむきに愛し、強く想い続ける奈緒を演じられたこと、
一人の女性として誇りに思います。私も早く大きなスクリーンで、磐音様に会いたいです。
■柄本佑(小林琴平役)
大好きな本木監督の元、大好きな桃李さんと、大好きな時代劇を、という自分的に特だらけの現場でした。しかも京都で!!うん、嬉しい現場でした。
■杉野遥亮(河出慎之介役)
これから始まる壮観な物語の起因となる河出慎之輔を通して、逞しい先輩方の背中に感情的になる日々でした。この先の自分の養分となり財産となる作品に巡り会わせて頂いたことに感謝しています。
■ピエール瀧(宍戸文六役)
宍戸文六役のピエール瀧です。今回、自分史上最も位の高い“家老”の役を仰せつかりました。
自分が家老とは気恥ずかしい気がしますが、ちゃんと悪い奴なのでご安心ください。
■陣内孝則(庄右衛門役)
大変、感動的な沁みる脚本でした。私は、2日間の撮影でしたが、ヒットメーカーの本木監督と主演の松坂桃李君をはじめとするトビキリ魅力的なキャストと共演できた事がとても刺激的で至福の時でした。シリーズ化して欲しいです。
■谷原章介(吉右衛門役)
この度居眠り磐音に参加することができて本当に光栄です。もともと原作を読んでいたこともあり、どんな世界になるのか楽しみだったのですが、ファンの立場としても面白い作品に仕上がってること間違いなしです。ご期待ください!
■中村梅雀(金兵衛役)
魅力的な登場人物たち、それぞれの人生に色々な事情があり、そのバランスが素敵な作品だと思います。江戸庶民の代表の様な大家・金兵衛。楽しんで演じさせて頂きました。
■柄本明(有楽斎役)
本木監督とは「空飛ぶタイヤ」以来です。
世代を問わず楽しんでいただけるものになっていると思います。
■本木克英監督
本格的な時代劇に相応しく、しかも新鮮なキャストが揃ったと思います。
この映画の軸が「悲恋の物語」でもあるため、女優の選択は特に重要でした。
木村文乃さんは以前から時代劇が似合うだろうと思っていました。予想は的中し、磐音への想いを胸に秘めつつ、快活に振る舞う江戸市井の女性・おこんの心情を見事に演じて下さいました。いっぽう、磐音と離れる運命を背負いながら一途に彼を想う奈緒役の芳根京子さんは、何度テイクを重ねても同じ涙を流せる、驚異的な集中力と繊細さをお持ちでした。その演技に魅入られてしまい、カットをかけ忘れることもしばしばありました。