『万引き家族』LA映画批評家協会賞で外国語映画賞
アカデミー賞の前哨戦として注目される第44回ロサンゼルス映画批評家協会賞の受賞結果が発表され、アルフォンソ・キュアロン監督の映画『ROMA/ローマ』が作品賞を受賞。是枝裕和監督の『万引き家族』が、『バーニング 劇場版』と共に外国語映画賞を受賞した。
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同賞は、ロサンゼルスを拠点とした映画批評家らで構成されたロサンゼルス映画批評家協会(LAFCA)メンバーの投票によって決定。日本作品では過去に『千と千尋の神隠し』(宮崎駿監督)、『かぐや姫の物語』(高畑勲監督)、『君の名は。』(新海誠監督)がアニメーション映画賞を受賞している。
今年の第71回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールに輝いた『万引き家族』は、先日発表された第76回ゴールデン・グローブ賞でも、外国語映画賞にノミネート。アカデミー賞ノミネート・受賞にも大きな期待がかかる。
また、今年度のロサンゼルス映画批評家協会賞では、宮崎監督にキャリア功労賞が与えられることが決定している。
2018年のロサンゼルス映画批評家協会賞の主な受賞作品、受賞者は下記の通り。(編集部・入倉功一)
作品賞
『ROMA/ローマ』
監督賞
デブラ・グラニック 『リーブ・ノー・トレース(原題) / Leave No Trace』
主演男優賞
イーサン・ホーク 『ファースト・リフォームド(原題) / First Reformed』
主演女優賞
オリヴィア・コールマン 『女王陛下のお気に入り』
助演男優賞
スティーヴン・ユァン 『バーニング 劇場版』
助演女優賞
レジーナ・キング 『ビール・ストリートの恋人たち』
脚本賞
ニコール・ホロフセナー&ジェフ・ウィッティ 『キャン・ユー・エヴァー・フォギヴ・ミー?(原題) / Can You Ever Forgive Me?』
外国語映画賞
『バーニング 劇場版』『万引き家族』
アニメ賞
『スパイダーマン:スパイダーバース』