ディズニープリンセス集合シーンのロングバージョン公開『シュガー・ラッシュ』続編
ディズニーのアニメーション映画『シュガー・ラッシュ』の続編『シュガー・ラッシュ:オンライン』(上映中)で話題の、白雪姫、シンデレラなど歴代ディズニープリンセスが集合するシーンの日本語吹替え版ロングバージョンが公開。フィル・ジョンストン監督は本シーンについて「ヴァネロペが成長して大人になってゆく道のりを描くストーリーにおいて、 このシーンはヴァネロペの成長にとって不可欠なもの」としている。
本作の目玉の一つでもある、ヴァネロペが歴代ディズニープリンセスと出会うシーン。ヴァネロペがディズニーのキャラクターが集まる人気サイト「OH MY DISNEY!」へ向かい、“プリンセスの部屋”に迷い込むというシチュエーションだ。予告編でも、突如現れた現代風ルックのヴァネロペにプリンセスたちが驚き、「あたしもプリンセスだよ」と主張するヴァネロペを“尋問”する様子が収められていたが、新たにアリエル(『リトル・マーメイド/人魚姫)』、白雪姫(『白雪姫』)、ジャスミン(『アラジン』)との会話などが追加されている。
人間に憧れながら海で暮らしていたアリエルの「海の魔女と取引して自分の声を差し出す代わりに、人間の足をもらったんじゃない?」という質問に、ヴァネロペは「まさか! そんなことする人いないよ!」と驚がく。夢見がちな白雪姫の「真実の愛のキスはした?」という質問には「うげっ! キモーい」とプリンセスらしからぬリアクションを見せるなど、自虐ネタ満載の痛快なシーンとなっている。
ちなみに、“プリンセスの部屋”にはプリンセスそれぞれの化粧台を配置。ラプンツェル(『塔の上のラプンツェル』)は絵具箱、ベル(『美女と野獣』)は本、アリエルは燈台、メリダ(『メリダとおそろしの森』)はクマのぬいぐるみ、オーロラ姫(『眠れる森の美女』)は糸巻など、おのおのが大切にしているものが置かれているというこだわりも。
ジョンストン監督は本シーンに「自虐的な笑いとプリンセスたちを心から敬意を持って描くことのバランスを見出す必要があったけれど、ディズニープリンセスがいる部屋にヴァネロペが行くという発想は、初期の構想からあったアイデアで、とてもユニークで面白いものだと思ったよ。さらにプリンセスの共演シーンは、ストーリーに最高の形で貢献しているんだ」とも話している。
本作は、ヒーローに憧れるゲームの悪役キャラクター・ラルフと、レースゲームで仲間外れにされていた少女・ヴァネロペの友情を描くもの。ヴァネロペのレースゲーム「シュガー・ラッシュ」が故障から廃棄処分の危機を迎え、ラルフとともに新たな試練に立ち向かう。土日2日間(12月22日~12月23日)の全国映画動員ランキングで初登場1位を記録し、好調な滑り出しを見せている。(編集部・石井百合子)