『ミスター・ガラス』V2!オスカー候補『グリーンブック』もジャンプアップ
全米ボックスオフィス考
先週末(1月25日~1月27日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、M・ナイト・シャマラン監督の映画『ミスター・ガラス』が興行収入1,888万4,440ドル(約21億円)で2週連続となる首位に輝いた。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)
『アンブレイカブル』&『スプリット』のその後の物語として、ブルース・ウィリス、サミュエル・L・ジャクソン、ジェームズ・マカヴォイ演じる超人たちの三つどもえの戦いを描く同作。公開2週目で累計興収は7,342万5,575ドル(約81億円)となった。製作費は2,000万ドル(約22億円)だ。
初登場組はいずれも苦戦しており、アーサー王伝説を現代版にしたファンタジーアドベンチャー『ザ・キッド・フー・ウッド・ビー・キング(原題) / The Kid Who Would be King』は興収717万3,887ドル(約8億円)で4位だった。『アタック・ザ・ブロック』で知られるジョー・コーニッシュ監督作で、アンディ・サーキスの息子が主演を務めた。マシュー・マコノヒー&アン・ハサウェイが共演したスリラー『セレニティー:平穏の海』は興収441万5,403ドル(約5億円)で8位デビューとなってしまった。
一方、第91回アカデミー賞で作品賞など5部門ノミネートを果たした『グリーンブック』は拡大公開され、14位から6位へジャンプアップ。公開11週目で、累計興収は4,907万8,216ドル(約54億円)となった。他の作品賞候補作もそれぞれ前の週から興収を伸ばしている。
今週末は、ジーナ・ロドリゲス主演のアクションスリラー『ミス・バラ(原題) / Miss Bala』などが公開される。(編集部・市川遥)
1月25日~1月27日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(1)『ミスター・ガラス』
2(2)『ジ・アップサイド(原題) / The Upside』
3(3)『アクアマン』
4(初)『ザ・キッド・フー・ウッド・ビー・キング(原題) / The Kid Who Would be King』
5(5)『スパイダーマン:スパイダーバース』
6(14)『グリーンブック』
7(6)『ア・ドッグズ・ウェイ・ホーム(原題) / A Dog's Way Home』
8(初)『セレニティー:平穏の海』
9(7)『エスケイプ・ルーム(原題) / Escape Room』
10(8)『メリー・ポピンズ リターンズ』