レゴオスカー像から約4年…『スパイダーバース』コンビが本物を手に!
第91回アカデミー賞
現地時間24日に第91回アカデミー賞で長編アニメ賞を受賞した映画『スパイダーマン:スパイダーバース』をプロデュースしたクリストファー・ミラーが、本物のオスカー像と、レゴブロックで作られたオスカー像を並べた写真をTwitterにアップ。ユーザーから祝福のコメントが寄せられた。
『スパイダーバース』でプロデュースだけでなく脚本・ストーリーも手掛けたフィル・ロードとクリストファーは、コンビで監督として活動。『くもりときどきミートボール』(2009)、『21ジャンプストリート』(2012)などを手掛ける2人が2014年に発表し、大ヒットとなったのが『LEGO(R)ムービー』だ。
批評家や観客から圧倒的な支持を受け、アカデミー賞でも長編アニメ賞入りは確実と見られていたが、結果はまさかのノミネートすらされない番狂わせ。当時はTwitterのトレンド入りするほどの話題となり、ファンから不満や落胆が噴出するなか、フィルは自身のTwitterに「大丈夫だよ。自分で作ったから!」とレゴで作ったオスカー像の写真をアップ。さらに、同作が歌曲賞にもノミネートされていたことから、2015年の授賞式当日には、出席者たちにレゴ製のオスカー像を配るなど、粋な対応で話題を呼んだ。
それから、およそ4年越しで手にした本物のオスカー像。親友のように並ぶ2つの像に、ノミネートさえされなかった時を思い出したファンから、さまざまな形で祝福が寄せられた。さらに2人は、2017年に「創造上の相違」によって『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』の監督から降ろされたことも。ディズニー作品も候補入りするなかからの受賞ということもあり、さまざまな意味で、コンビが報われた授賞式になった。(編集部・入倉功一)