ガールズユニット9nineが活動休止を発表 14年の歴史に感謝
4人組ガールズユニット・9nineが活動休止を発表した。4月6日に中野サンプラザで開催する単独ライブ「9nine one man live 2019 -Forever 9nine-」を最後に、メンバーは個人活動に軸を置くことなる。
「ファン9の皆さまへ」と題したメッセージで「9nineは、活動休止することを決心しました。突然のお知らせとなってしまいましたこと、心よりお詫び申し上げます」と発表。グループの活動期間は、約14年間にわたり「今の9nineはグループとして円熟期を迎えていると考えております。ライブでは、新しい挑戦を織り交ぜながら、プロとして質の高いパフォーマンスを魅せることができるようになったと感じています」と自負する。
一方で「このまま変わらぬ形でグループ活動していくことが、メンバーそれぞれの将来にとって最高の選択なのか。現在の4人体制になり、一年が経過した2017年の秋頃から、メンバー、スタッフ、それぞれがそれぞれの立場で真剣に考え、時間をかけて、話し合いを重ねました。話し合いの中で様々な葛藤を経て、メンバーひとりひとりが新しいことに挑戦し、責任を持って個人活動に取り組み、成長するべきだという結論となりました」と説明。結果として、活動休止を選択したことを明かした。
「9nineが活動してきた14年間。振り返ると、一見非常にいびつな轍がなっているかもしれません。しかし9nineにとっては、応援して下さる皆さまと歩んできた誇らしい轍です。共にこの轍を作り上げて下さった、全てのファン9の皆さま、アイドルファンの皆さま、音楽ファンの皆さま、関係者の皆さま。メンバー、スタッフ一同、感謝してもしきれない思いです。本当にありがとうございました」と感謝。最後のライブに向け「未来への轍をファン9の皆さまと残したいと思っております」と意気込みをつづっている。
9nineは2005年9月に結成。女優・川島海荷を含むメンバーの脱退や卒業、加入を経て、2016年に吉井香奈恵、村田寛奈、佐武宇綺、西脇彩華の4人体制となった。2014年には、川島を含む5人で日本武道館における単独公演を敢行。アニメとのタイアップも数多く、2016年以降は米ロサンゼルスやノースカロライナ、スペインのグラナダ、上海、香港、台湾など、海外でも精力的なライブ活動を行った。(編集部・入倉功一)