可憐で大胆でエレガント!カンヌのベストドレッサーはエル・ファニングで決まり
第72回カンヌ国際映画祭
現地時間25日に閉幕した第72回カンヌ国際映画祭。レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、エルトン・ジョン、ティルダ・スウィントンをはじめとした豪華スターがレッドカーペットを彩ったが、12日間にわたって常に完璧な装いで人々の視線を集めたのは、審査員を務めた女優のエル・ファニング(21)だろう。
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映画祭初日の審査員会見では淡いシフォンのブラウス&黒のキュロットで最年少審査員の初々しさを見せたかと思えば、その夜のオープニングセレモニーではグッチのエレガントなケープドレスをまとって一気に大人の雰囲気に。その後も、大胆に胸元の開いた花柄ドレスを清楚&キュートに着こなしたり、黒の帽子をかぶって往年の映画スターのようにクラシカルな姿を見せたりと、姿を現すたびに違う一面を披露。身長175センチという恵まれたスタイルに、表情や立ち居振る舞いまでドレスに合わせて自然と変える女優ぶりで、エルがいるだけでその場が一気に華やいだ。
そうして数々のイベントをこなすと同時に、審査員としてコンペティション部門21作品を鑑賞したエルは、「映画を今までとは違う見方で観るようになり、たくさんのことを学びました。映画を観てすぐ、ここにいる(審査員の)フィルムメイカーたちとディスカッションできたのは素晴らしい経験で、このことは一生忘れないし、まだ終わってほしくない」と授賞式後の会見で名残惜しそうにコメント。
審査員長のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督(『レヴェナント:蘇えりし者』)は「エルの参加は素晴らしい贈り物のようなもの。ミレニアル世代の彼女は新鮮さと正直さを、われわれ古い人々(笑)にもたらしてくれた。時に考え方は凝り固まってしまうから。それでいて、彼女はキャリアが長いから老成している部分もある。僕たちは彼女の存在を通して、物事を違う風に見ることができた。僕たちも彼女からたくさん学んだよ」と優しく語っていた。(編集部・市川遥)