実写版『リトル・マーメイド』アリエル役が決定!ディズニーが発表
実写版『リトル・マーメイド/人魚姫』の主人公アリエル役は、黒人歌手のハリー・ベイリーに決定した。現地時間3日、米ディズニーが発表した。
アンデルセン童話「人魚姫」をディズニー風ミュージカルに仕立てた1989年の名作アニメーション映画を、『メリー・ポピンズ リターンズ』『シカゴ』のロブ・マーシャル監督が実写映画化する本作。現在19歳のハリーは、姉のクロエと結成した「Chloe x Halle」というR&Bデュオでの活動で知られ(ビヨンセの曲のカバーをYouTubeにアップして脚光を浴び、ビヨンセ本人がその才能を認めて彼女のレーベルと契約!)、アリエル役に申し分ない歌唱力を持っている。
徹底的にアリエル探しに取り組んだというマーシャル監督は「ハリーは精神、ハート、若さ、純真さ、重要性、そして見事な歌声という、このアイコニックな役柄を演じるのに必要な全てを兼ね備えていました」とハリーこそアリエル役に相応しい人物だと声明を発表した。ハリーはテレビドラマ「グローンイッシュ(原題) / grown-ish」への出演など女優業も行ってきたが、今回の映画初主演で一躍脚光を浴びることになりそうだ。撮影開始は2020年初めを予定している。
本作については他キャラクターのキャスティングも同時進行中。人魚のアリエルを“彼女の美しい声”と引き換えに人間に変えた海の魔女アースラ役でメリッサ・マッカーシー(女性版『ゴーストバスターズ』)、アリエルの友達の魚フランダー役でジェイコブ・トレンブレイ(『ルーム』)、カモメのスカットル役でアウクワフィナ(『クレイジー・リッチ!』)が出演交渉中だと報じられている。
実写版には、オリジナル版で「アンダー・ザ・シー」をはじめとした音楽を手掛けてオスカーを受賞した作曲家アラン・メンケンも参加しており、人気ミュージカル「ハミルトン」で脚本・作詞作曲・主演を務めたリン=マヌエル・ミランダとタッグを組んで新曲も書き下ろす予定だ。(編集部・市川遥)