今年のエミー賞は司会者なし
テレビ界のアカデミー賞と言われるエミー賞が、今年は司会者なしで行うとFOX局がテレビ批評家協会のプレスツアーで明らかにしたと The Wrap などが報じた。
【写真】エミー賞史上最多32ノミネート「ゲーム・オブ・スローンズ」
今年のアカデミー賞は、コメディー俳優のケヴィン・ハートが司会に決まっていたが、過去のゲイ差別発言を蒸し返されたことで、自ら降板。タイミング的に代わりは見つからず、司会者なしでアカデミー賞授賞式が執り行われるという異例の事態が起きた。
エミー賞もそれにならう形になるが、今年の授賞式の中継を担当するFOXのチャーリー・コリアーによると、米国テレビ芸術科学アカデミーが「ゲーム・オブ・スローンズ」など、シリーズが終了したばかりのいくつかのドラマに敬意を表したい意向を示したからだと語った。
「興味深いのは、今年は別れを告げなければならない、素晴らしい番組の数が多いことだ。『ゲーム・オブ・スローンズ』『Empire 成功の代償』『Veep/ヴィープ』『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』などがある」とコメント。司会者とオープニングナンバーがあると、それだけで15分から20分を割かなければならず、去る番組をたたえる時間が減るため、司会者なしは時間確保のための必要な代償で、オスカーが司会者なしでうまくいったことも参考にしたという。
今年のエミー賞授賞式は現地時間9月22日にロサンゼルスのマイクロソフト・シアターで行われる。(澤田理沙)