劇場版「SHIROBAKO」新キャラ・宮井楓役は佐倉綾音!
21日、声優の佐倉綾音が、2020年春の公開を予定している人気アニメ「SHIROBAKO」の劇場版に登場する新キャラクター・宮井楓(みやい かえで)役を務めることが、京都市で開催中の「京都国際マンガ・アニメフェア2019」内トークイベントで発表された。
「SHIROBAKO」は、2014年10月から2015年3月にかけて放送されたテレビアニメ。アニメーションの制作現場を舞台に、制作進行・アニメーター・声優・3DCGクリエイター・脚本家志望として奮闘する5人の女性を中心に、アニメ制作を取り巻く人々の人間ドラマを描いた作品で、『劇場版 SHIROBAKO』では、テレビ版を手掛けたアニメーション制作のP.A.WORKSと監督の水島努による完全新作ストーリーが展開する。
イベントには声優陣から佳村はるか(安原絵麻役)、千菅春香(坂木しずか役)、大和田仁美(今井みどり役)、山岡ゆり(矢野エリカ役)、井澤詩織(久乃木愛役 )、またP.A.WORKSの堀川憲司、インフィニットの永谷敬之が登壇。壇上では佐倉からのコメントが読み上げられた。
佐倉は「TVアニメ放送当時、水島監督がアニメ業界を描く作品をつくっていると聞き、『そんなの絶対面白いじゃん……』と思っていたら『作品も収録もとても面白い』という話を他の現場でキャストさんやスタッフさんがされていて、激しく嫉妬に狂っていた」と告白。それだけに劇場版への参加に喜びもひとしお。「そのバネを生かす時が来たなと思いました。めちゃくちゃ喜びました。嬉しいです」と明かす。
また、テレビシリーズについては「フィクションとリアルのバランスが絶妙」という佐倉。「大人というのは、仕事に向き合う時はビジネスの皮を被って生きている生き物だな……と思いました。でも、それが大人の可愛いところですよね。ちゃんと裏表を使い分けられるというのは、人間として一度で二度美味しい的な何かがある気がします。私は裏表のない人間なので演じるのはとても難しかったです。それはちょっとだけ嘘で、とにかくめちゃくちゃ楽しかったです」と収録を振り返り、「シビアな現実をしっかり目前に捉えながら、フィクションはフィクションとしてしっかり演じさせて頂きました。この言葉の意味は、本編をご覧頂けると何となくお分かり頂けるかなと思います」とファンの期待をあおるようにコメントしている。(西村重人)