アンジェリーナ・ジョリー、家族は血のつながりではない
最新作『マレフィセント2』のプロモーションで来日したアンジェリーナ・ジョリーが取材に応じ、映画に込めた思いを明かした。
本作は『眠れる森の美女』に登場したヴィラン(=悪役)、マレフィセントを主人公にしたダークファンタジーの続編。マレフィセントとオーロラ姫が母娘のように深い愛情で結ばれた前作から数年後、二人を引き裂こうとする恐ろしいワナが忍び寄る……。
アンジーはマレフィセントについて「彼女には攻撃的なところがあって、ヴィランとしてみられているけれど、彼女がどうして攻撃的なのか、彼女がどうして戦わなければいけないかを考えると、その理由は決してヴィラン的なものではない」とヴィランでありながら、愛されるキャラクターであるその魅力を語る。
さらに「家族というは決して血がつながってなければいけないということはない。この世界の中でお互いを見つけ合って、そして家族を作ることができるというのが、本作で伝えたいメッセージなの」とアンジー。
「わたしの家族が一つの例」とアンジーが言うように、自身も養子のマドックスくん、パックスくん、ザハラちゃん、元夫ブラッド・ピットとの間に生まれたシャイロちゃん、双子のヴィヴィアンちゃんとノックスくん、6人の子供を持つ母であり、彼女だからこそ重みのある言葉だ。
「そしてもう一つ、この映画は“ダイバーシティー”(多様性)をテーマにしているの。人と人を分離させようとばかりする人もいるけど、わたしはダイバーシティーを受け入れることの大切さを信じているわ」と強く訴えた。(取材・文:編集部・中山雄一朗)
映画『マレフィセント2』は10月18日より全国公開