北川景子、主演映画でショートヘアに!30センチカットで「別人になれた気がする」
女優の北川景子が、島本理生の直木賞受賞作に基づく映画『ファーストラヴ』(2021年全国公開)で主演を務めることが7日、明らかになった。北川が演じるのは、ドキュメンタリー本を執筆するため、父親を刺殺した女子大生を取材する公認心理師。北川は、自らの発案により原作のキャラクター設定に合わせ、髪を30センチ以上カット。ショートヘアに変身した北川は、「別人になれた気がします。髪を切ったことで、由紀というキャラクターにちゃんとなれた」と心境を明かしている。
原作は、『ナラタージュ』『Red』など映画化が相次ぐ島本理生の2018年に発表されたミステリー小説で、累計発行部数12万部を突破。物語は、アナウンサー志望の女子大生・聖山環菜(ひじりやま・かんな)が面接試験を放棄し、父親を刺殺する衝撃的な場面から幕を開ける。事件のドキュメンタリー本の執筆を依頼された公認心理師の真壁由紀(まかべ・ゆき/北川)は、容疑者・聖山と面談を重ねるうちに、自身が封印していた記憶と結び付いていく。
メガホンをとるのは、ドラマ・映画「TRICK」「SPEC」シリーズ、映画『十二人の死にたい子どもたち』などの堤幸彦。脚本を、映画『大奥』『彼女がその名を知らない鳥たち』などの浅野妙子が務める。
北川にとって、堤監督と組むのは本作が初。北川は「初めてご一緒する堤監督はずっとご一緒したかった方。お声をかけていただき本当に嬉しかったです。堤監督はいつも明るく、的確に導いてくださいます。監督は昨日撮った映像を次の日に見せてくださったり、時代はこんなにも進んでいるのか、と感じました! 繊細な作品ですが堤組の現場がカラっとした雰囲気なのでとても助けていただいています。これから撮影は後半戦に入りますが、監督と組のスタッフの皆様を信じて感情を出し切れるよう頑張ります」と意気込みを語っている。本作は今年10月よりクランクインし、関東近郊で撮影中。クランクアップは11月中旬頃の予定。
公認心理師とは、2017年の公認心理師法施行により認められた国家資格。専門的知識及び技術をもって心理に関する支援を要する人、及びその周囲に対して、心理状態の観察・分析、また解決に向かうための相談・助言・援助を行うことを職務とする。(編集部・石井百合子)