ソビエト連邦の偽りの繁栄を暴く実話『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』8月公開
世界恐慌のなか、なぜスターリンが統治するソビエト連邦だけが繁栄しているのか? その謎を解き明かすために秘密主義の独裁国家に潜入した実在のイギリス人ジャーナリストの戦いを描く映画が、『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』の邦題で8月14日より公開されることが決定した。
【写真】ディカプリオ主演×アグニェシュカ・ホランド監督の1995年の映画
本作は、1933年、ヒトラーに取材した経験を持つ若き英国人記者が当局の監視をかいくぐってウクライナに渡り、想像を絶する光景を目の当たりにする物語。『太陽と月に背いて』(1995)、『ソハの地下水道』(2011)、ドラマ「THE KILLING ~闇に眠る美少女」などのポーランド人監督アグニェシュカ・ホランドがメガホンをとった。
主人公の記者ガレス・ジョーンズを演じるのは、BBC制作のドラマ「戦争と平和」(2016)などで知られる英国人俳優ジェームズ・ノートン。ニューヨーク・タイムズのモスクワ支局に勤める女性記者エイダに、Netflixドラマ「ザ・クラウン」や映画『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019)などのヴァネッサ・カービー。ピューリッツァー賞を受賞したニューヨーク・タイムズのモスクワ支局長ウォルター・デュランティに、『ニュースの天才』(2003)、『17歳の肖像』(2009)などのピーター・サースガードがふんする。
ポスタービジュアルには「皆、狂うほどに餓えている—」のキャッチコピーが配置され、凍えるウクライナの人々や、ガレス、エイダ、ウォルターら記者たちの姿が収められている。(編集部・石井百合子)
映画『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』は8月14日より新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国公開