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井上正大、仮面ライダーディケイドと別れる時が来た スピンオフは“旅の終着点”

門矢士/仮面ライダーディケイド役の井上正大
門矢士/仮面ライダーディケイド役の井上正大

 特撮ドラマ「仮面ライダーディケイド」(2009)で主演を務めた井上正大が、スピンオフ作品「RIDER TIME 仮面ライダーディケイドVSジオウ/ディケイド館のデス・ゲーム」で門矢士/仮面ライダーディケイドを再演する。令和でも平成仮面ライダーに変身する井上が、本作出演の心境や、スピンオフで登場するディケイドの新フォームについて語った。

【動画】井上正大、ディケイド新フォームに不安!?

 平成仮面ライダーシリーズ10周年という節目で誕生したディケイドは、歴代平成ライダーたちの力を借りながら戦う“通りすがりの仮面ライダー”。テレビシリーズ終了後も、門矢士は『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』などの劇場版等に度々登場しており、2018年~2019年に放送された平成仮面ライダーシリーズ最終作「仮面ライダージオウ」でも物語の行方を左右する重要な役割を担った。

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 スピンオフで士を再演する井上は、「令和でも出演させて頂けるのは光栄ですし、呼んで頂けること自体が素直に嬉しかったです。平成のアニバーサリーライダーとして、仮面ライダーをまたやっていいんだという気持ちになりました」と笑顔を見せる。毎回「これで仮面ライダーは終わりだ」という気持ちで臨んでいるというが、今回のスピンオフは井上にとって特別であり、「これでディケイドの話は完結している」と晴れやかな気持ちで参加したという。

 常に最後の気持ちで臨むという思いは、テレビシリーズ終了後に公開された『仮面ライダー×仮面ライダー W(ダブル)&ディケイドMOVIE大戦2010』で芽生えたと話す井上。その後、「仮面ライダーウィザード」(2012~2013)から度々士を再演するようになり、結果的に12年の月日が経過した。「これ(復活)を決めるのは、白倉(伸一郎)プロデューサーなんです。白倉さんが『復活する』と言ったら復活しますし、『終わり』と言ったら終わりです」と冗談を交えて語る井上だが、スピンオフについて「『これでディケイドの旅が完結したな』と脚本からも見えるので、もしかしたらお別れする時が来たのかもしれません。僕はそういう気持ちになっています」と本作でディケイドとの別れを覚悟したと告白。テレビシリーズから始まった士の“旅の終着点”に「絶対になっています」と断言した。

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 ディケイドは、もう一つのスピンオフ「RIDER TIME 仮面ライダージオウVS ディケイド/7人のジオウ!」にも登場し、同作では新フォーム、仮面ライダーディケイド コンプリートフォーム21にも変身する。井上は新フォームを初めて見た時、ディケイドのビジュアルに不安を抱いていた12年前の当時と同じ気持ちを感じたという。「当時も、最初はビジュアル的な不安があったんです。今回のディケイド新フォームも『このフォルム大丈夫かな?』って当時と同じ気持ちになりました。ちゃんと受け入れられているかもしれませんが、(視聴者の反応が)心配です」

 テレビシリーズから12年が経過してもなお、ファンから「おのれディケイド」「ここが~の世界か」といった劇中のセリフを投げかけられる井上。「(ファンから)愛されているというよりかは、『おのれディケイド』と罵られてきたと思っているので……。愛の形って意外と複雑ですよね(笑)」とユーモラスに語りつつも、「どこに行っても『ディケイド』の世界は続いているんだという気持ちになりますね」としみじみ。「『ディケイド』は作品で終わっていなくて、みなさんがその後の物語を作って、世界観を膨らませてくれているんだと思いますね」と当時から支えてくれているファンに改めて感謝していた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)

「RIDER TIME 仮面ライダーディケイドVSジオウ/ディケイド館のデス・ゲーム」(全3話)は2月9日より「東映特撮ファンクラブ」(TTFC)で配信

井上正大、ディケイドはいつも最後だと思って演じている「RIDER TIME 仮面ライダーディケイドVSジオウ/ディケイド館のデスゲーム!」インタビュー » 動画の詳細
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