「リコカツ」永山瑛太演じるダンナはアリかナシか?面白すぎると猛反響
TBS4月期金曜ドラマ「リコカツ」(毎週金曜夜10時~)初回が16日に放送され、タイトルがTwitterトレンド1位となる反響を呼んだ。とりわけ、永山瑛太演じる自衛隊員の夫のキャラクターが面白すぎるとの声が多く寄せられ、Twitterでは「www」があふれかえっていた(※ネタバレあり。初回の詳細に触れています)。
本作は、北川景子演じるファッション雑誌編集者・水口咲が、運命の相手と交際ゼロ日でスピード結婚したのち数日で離婚を決意することから始まるラブストーリー。雪山で遭難した咲を、航空自衛隊航空救難団の緒原紘一(永山)が救助したことをきっかけにとんとん拍子で結婚することとなるが、現代的で自由な家庭に育ちトレンドの最先端を行く咲と、規律を重んじる自衛官一家に育った紘一はまさに水と油。結婚翌日、咲が早朝4時に起床ラッパの音で起こされ、紘一から緒原家の家訓を唱和させられてから暗雲が立ち込めてくる。
紘一は堅物な性格で、よく言えば「昔気質」で悪く言えば「時代遅れ」。かなり亭主関白だが、咲も忙しく働いているため、彼の嗜好に合わせて和食の朝食を作るのも負担が大きく、紘一の任務中は携帯を持てないため連絡が滞り晩御飯を待ち続けることになったり、噛み合わない日々。
また彼の辞書には「おしゃれ」の文字はないらしく、ひたすら「機能性」重視。服は基地の売店で購入し、外出時には異様にデカいリュックを背負っている。外食に誘ってくれたかと思えば、昔から行きつけだという「定食屋」に連れて行かれ、カーテンを買いに行けば「カーテンとは遮光・防音・のぞき見防止の用途でかけるもの」とビミョーなセンスのカーテンを即決してしまい、咲は唖然。
といった具合で、咲をドン引きさせる紘一の言動に注目が集まり、彼が何かするたびにTwitter上で「w」のリアクションが寄せられるも、紘一の夫像には「無理」「全然あり」と賛否両論。ケンカをしたときに妻の不満をメモに取る律儀さや、家の中でなぜかコケたり、ケンカ後に例の遮光カーテンにくるまって寝ていたりする場面も微笑ましく見られ、終盤の“階段落ち”も話題沸騰となっている。
「離婚」を題材にしたドラマと言えば、永山は2013年の坂元裕二脚本による「最高の離婚」で主演を務めていたが、同ドラマでは超神経質な草食系のサラリーマンにふんしており、対照的な夫像を指摘する声も見られた。(編集部・石井百合子)