『タイタニック』金ローで今夜!注目ポイントは?
大ヒット映画『タイタニック』が、日本テレビ系「金曜ロードショー」にて今夜(7日21時~)放送される。本作は2週にわたり放送され、本日はその前編となる第一夜。放送を前に、後編につながる前編の注目ポイントを押さえたい。
ジェームズ・キャメロン監督がメガホンを取った『タイタニック』は、1912年、処女航海に出た豪華客船タイタニック号を舞台に、新天地アメリカを目指す画家志望の青年ジャック(レオナルド・ディカプリオ)と上流階級の娘ローズ(ケイト・ウィンスレット)の恋と皮肉な運命を描いた物語。1997年に公開されて以来、愛され続ける不朽の名作だ。
物語は、タイタニックと共に沈んだとされる幻のお宝の探索から始まる。その宝とはルイ16世がつけていたダイヤモンド。しかし海底探索では、ついに見つけることはできなかった。このダイヤモンドは、タイタニック号の中でローズが婚約者からプレゼントされたもので、物語の需要な役割を果たすキーアイテムになっている。
前編の印象的なシーンの一つが、ジャックとローズが夕暮れのデッキで語り合う場面。「サンタモニカの海岸で1枚10セントの似顔絵を描いて暮らした」と言うジャックに対し「一緒にその海岸に行ってみたい。かなわない夢でしょうけれど……」と返すローズ。ここでの会話が、ラスト間際のシーンにつながってくる。
そして、本作の象徴ともいえる、ジャックとローズが船の舳先で両腕を広げるシーン。この舳先は物語のポイントポイントで登場し、来週放送の後編にも舳先での重要なシーンがある。また、婚約者の目を盗み、大時計の前で待ち合わせをするジャックとローズのシーンにも注目だ。さらに丁寧に描かれている様々な脇役も見逃せない。前半のレストランのシーンに優雅な音色を奏でている楽団メンバーがさらっと登場するが、後半には彼らの印象的なシーンがある。
なお、今回オンエアされる吹き替えは、2003年に「金曜ロードショー」の放送のために収録されたオリジナルバージョン。ジャックの声を人気声優の石田彰(『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』猗窩座役 、『エヴァンゲリオン』シリーズの渚カヲル役)が演じている点も見どころだ。石田は19歳という設定のジャックの声を演じるにあたり、「未来への希望を担保にした自信が彼を突き動かす原動力になっていると思うので“若さゆえの勢い”と言う部分を意識しました」と語っている。(山田貴子)