『ザ・ファブル』2弾、木村文乃の凄技アクション話題
岡田准一主演の映画『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』(公開中)で、前作に続いて主人公“ファブル”の相棒ヨウコを演じる木村文乃のアクションシーンが「かっこ良すぎる」と話題を呼んでいる。
本作は、南勝久の人気コミックを岡田准一主演で映画化した2019年公開の『ザ・ファブル』のシリーズ2弾。岡田演じる、伝説の殺し屋“ファブル”として裏社会で恐れられる男が、一年間誰も殺すことなく一般人として生きろとのボスの命令に従い、相棒ヨウコと兄妹のフリをして穏やかに暮らすべく奮闘するが、彼の前に裏の顔を持つNPO団体代表・宇津帆(堤真一)が立ちはだかる。
ヨウコはファブルと同じ組織に属し、キュートなルックスや話し方とは裏腹に、並外れた格闘技を備えた女性。テキーラもぐいぐい飲み干す酒豪で、前作の冒頭ではバーで口説こうとするプレイボーイ(藤森慎吾)をあっさり酔いつぶしていた。またクライマックスでは、ファブルを狙う殺し屋フード(福士蒼汰)の相棒コード(木村了)に「わたし、強いからやめておいた方がいいですよ~」と忠告しながら、その言葉通り秒速で倒していた。
シリーズ2弾でとりわけ注目を浴びているのが、宇津帆が雇った凄腕の殺し屋・鈴木(安藤政信)とのキッチンでの格闘シーン。ファブルの自宅にやってきた鈴木に、ヨウコは全く動じることなく「一人で来るなんてなめられたもんね……」と目にもとまらぬ速さで応戦。観客からは「かっこ良すぎた」「同性でも惚れる」「相変わらずいい女」など、絶賛の声が相次いでいる。
オフィシャルの資料によると、本シーンについて江口カン監督は「女性がパンチやキックをするとどうしても弱々しく見えることが多いので、どうしたら本当に強そうに見えるかっていうのを岡田(准一)さんと話していたら、岡田さんはヨウコに締め技をつけてきたんです。それに乗じて足がよく見えるホットパンツにしたことで、セクシーで強いヨウコのアクションができたと思います」と岡田のアドバイスを受けて作り上げたことを明かしている。
木村は岡田のアクション指導を受けたことについて、松竹のYouTube公式チャンネルで公開されたインタビュー映像で以下のように話している。「岡田師範に(殺陣を)つけて頂けるということが奇跡のようなことなのでその時(練習)になると、いつもより人が増えるんですよ。みんな面白がってどうやるんだどうやるんだと見ていったりするなかで、緊張に耐えながらやるのは大変でしたけど実は現場にいてくださって終わって帰るときに『よかったよ』と声をかけてくださった帰りの車は泣きました」
一方、ファブルに対するヨウコのツッコミも変わらず好評で、2人の息の合ったコンビネーションも支持されている。(編集部・石井百合子)