北川景子「どうする家康」で5年ぶり大河 信長の妹役で岡田准一と初共演「足がすくむ状態」
松本潤主演による2023年放送の大河ドラマ「どうする家康」の新キャストが13日にドラマの公式Twitterで発表され、北川景子が織田信長の妹・お市役で出演することが明らかになった。北川が大河に出演するのは2018年放送の第57作「西郷どん」以来約5年ぶり、2作目となる。
本作は、徳川家康(松本)の生涯を、「リーガルハイ」「コンフィデンスマンJP」などの人気脚本家・古沢良太が新たな視点で描く物語。北川演じるお市は、織田と徳川が盟約を結ぶのをきっかけに、家康と数奇な運命をともにすることになる役どころ。近江・浅井家に嫁ぐものの、兄・信長のせいで乱世の渦に巻き込まれ、彼女が生んだ三人娘もまた家康の生涯に大きくかかわることになる。
「西郷どん」では、天璋院篤姫役を演じた北川。久々の大河出演について、北川は「リハや撮影では、久しぶりの大河ドラマですので前回はどんな感じだったかなと記憶を辿りつつ、初めての時よりは少し余裕を持て、良い緊張感でクランクインできました。作品をご覧になる方々に楽しんでいただけるよう、私も楽しんで撮影したいと思います。初めて共演する方々ばかりなので、コロナ禍ではありますがコミュニケーションを大事にしていきたいです」とコメント。
信長役の岡田准一との共演について「まだ二日ほどですが、初めてお会いしたリハーサルでは岡田さんが演じられる信長の凄みに圧倒されました。セリフ、言わなきゃ、と思えば思うほど喉が締まって足がすくむ状態でした」と圧倒された様子で、「強くて、怖くて、周りが自然と平伏してしまう、カリスマ的な信長でした。妹なので、私も強くいきます」と意気込み。
主人公・家康を演じる松本とも初共演。「よく番組でご一緒していたので初めてという感じがしませんが、初めて共演します。主演でありながらも現場の進行や共演者への気遣いを常に絶やさない方でした。先は長いので、温存しつつ、現場周りのことはわたしたち周りに頼ってください」と語っている。
北川のコメント全文は下記の通り。(編集部・石井百合子)
1:演じる人物の印象と意気込み
戦国の乱世で家系の存続のため、家族を守るため、自分の命を全うした人物です。家のためとか家系のためと言うとそこには自分の意志とか尊厳がないように聞こえますが、私はそうではなかったと思っています。戦国に生きた武将、そしてその家族たちにとって家系の存続は何よりも重要なことであり、そのために自分がどう役に立てるのか、ということをお市の方は常に考えていて、その生き方に誇りを持っていたと思います。何のために生きて、どんな死に方をするか。冷静に判断できる聡明さと、強さ、家族に対する愛、家の誇りを表現していきたいです。リハや撮影では、久しぶりの大河ドラマですので前回はどんな感じだったかなと記憶を辿りつつ、初めての時よりは少し余裕を持て、良い緊張感でクランクインできました。作品をご覧になる方々に楽しんでいただけるよう、私も楽しんで撮影したいと思います。初めて共演する方々ばかりなので、コロナ禍ではありますがコミュニケーションを大事にしていきたいです。
2:古沢良太の作品の魅力
様々なジャンルの作品を書いていらっしゃいますが、どの作品でも登場人物のキャラクターやセリフに古沢さんのユーモアが散りばめられていると感じます。私は映画でご一緒しましたが、どうしようもない生き方をしているキャラクターに笑いと、共感と救いを与えてくださって、演じる役者への愛情を沢山感じました。どうする家康の脚本を執筆するにあたっても尋常ではないほどの取材をされていると聞きました。今回もどのように書いてくださるのかとても楽しみです。
3:共演者について
岡田准一
まだ二日ほどですが、初めてお会いしたリハーサルでは岡田さんが演じられる信長の凄みに圧倒されました。セリフ、言わなきゃ、と思えば思うほど喉が締まって足がすくむ状態でした。強くて、怖くて、周りが自然と平伏してしまう、カリスマ的な信長でした。妹なので、私も強くいきます。
松本潤
よく番組でご一緒していたので初めてという感じがしませんが、初めて共演します。主演でありながらも現場の進行や共演者への気遣いを常に絶やさない方でした。先は長いので、温存しつつ、現場周りのことはわたしたち周りに頼ってください。
共演を楽しみにしている方
ムロ(ツヨシ)さん。リハの時にお話しできて楽しかったです。ご一緒のシーンがあるのかどうか……。音尾(琢真)さん、山田(山田裕貴)さんともしっかりご一緒するのは初ですが、お稽古でもご一緒して、初日の撮影もご一緒して、お二人がいらっしゃると心が和みます。