『13日の金曜日』A24製作の前日譚シリーズ決定 「ハンニバル」脚本家参加
映画『13日の金曜日』の前日譚となるドラマシリーズ「クリスタル・レイク(原題) / Crystal Lake」を、米NBCユニバーサルのストリーミングサービス「Peacock(ピーコック)」が制作するとDeadlineほか各メディアが報じた。製作に『ミッドサマー』などのスタジオA24が参加し、脚本をドラマ「ハンニバル」などのブライアン・フラーが手掛ける。
『13日の金曜日』は、ドラマのタイトルにもなっているキャンプ地クリスタル・レイク周辺を主な舞台に、ホッケーマスクの殺人鬼ジェイソンが起こす惨劇を描いたホラーシリーズ。Peacockによると、ドラマシリーズは「拡張版前日譚」になるといい、詳細は明かされていない。
フラーは脚本とショーランナーを務め、マーク・トベロフ、ロブ・バーサミアン、A24と製作総指揮を兼任。オリジナル版の脚本家ヴィクター・ミラーも製作総指揮に名を連ねている。
10歳のころ、ホラー雑誌「Famous Monsters」で本作を発見し「それ以来、この物語について考え続けてきました」というフラーは、「ホラーに関していえば、A24がハードルを上げ、限界を押し広げてくれる。彼らの旗の下、クリスタル・レイクのキャンプ場を探索できることにワクワクしています」とコメントを寄せている。
1980年に公開された1作目では、クリスタル・レイクを舞台に、かつて湖で息子のジェイソンを亡くした母親が、若者たちを血祭りに上げるさまが描かれた。その後のシリーズではジェイソン自身の殺戮が描かれるようになり、10作のシリーズと、スピンオフ『フレディVSジェイソン』などが公開。マイケル・ベイが製作した2009年公開のリメイク版が最後の映画作品となっている。(編集部・入倉功一)