実写版バービー、初予告が公開!まさかの『2001年宇宙の旅』風
『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』のマーゴット・ロビーが主演を務めた実写映画『バービー(原題) / Barbie』からティーザー予告編(海外版)が公開された。バービーらしいカラフルなめくるめく映像になっているかと思いきや、スタンリー・キューブリック監督の名作SF『2001年宇宙の旅』にオマージュをささげた意表を突くものになっている。
ティーザーは、『2001年宇宙の旅』のオープニングを猿人から少女たちに、骨から赤ちゃん人形に、モノリスからマーゴットふんするバービーに変えて再現したもの。ナレーションは大女優ヘレン・ミレンで、「はるか昔から、最初の少女が誕生して以来、ずっと人形は存在していた。しかし、その人形は常に赤ちゃんの人形だった。彼女が現れるまでは……」という言葉に続き、巨大なバービーが登場するというコミカルさだ。その後にはバービーが暮らすピンクだらけの街や、ケン役のライアン・ゴズリング、シム・リウ(『シャン・チー/テン・リングスの伝説』)などの姿もちらりと確認できる。
メガホンを取ったのは、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』『レディ・バード』など女性たちの心の機微をリアルに描くことに定評のあるグレタ・ガーウィグ監督なだけに、新たな視点のバービーの物語に期待が高まるところだ。ガーウィグ監督は、実生活のパートナーでもあるノア・バームバック(『マリッジ・ストーリー』)と共同で脚本を執筆した。
そのほかの出演は、女性版『ゴーストバスターズ』のケイト・マッキノン、『tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!』のアレクサンドラ・シップ、「アグリー・ベティ」のアメリカ・フェレーラ、『ユーロビジョン歌合戦 ~ファイア・サーガ物語~』のウィル・フェレルなど。2023年7月21日に全米公開される。(編集部・市川遥)