阿部寛主演『テルマエ・ロマエ』2週連続で地上波放送!
阿部寛が主演を務めた映画『テルマエ・ロマエ』『テルマエ・ロマエII』が2月11日と18日の2週連続でフジテレビ系「土曜プレミアム」(よる9時~)にて放送されることが明らかになった。
11日に放送される『テルマエ・ロマエ』(2012)は、ヤマザキマリのコミックを阿部主演で実写映画化したファンタジー・コメディー。古代ローマ帝国の浴場設計技師が現代日本の銭湯にタイムスリップしてしまう。監督を『今夜、ロマンス劇場で』『翔んで埼玉』などの武内英樹が監督を務めた。阿部のほかに漫画家志望のヒロイン役で上戸彩が出演するほか、古代ローマ人役で北村一輝、宍戸開、市村正親という日本屈指の顔の濃い役者陣が揃う。
日本の銭湯にタイムスリップした古代ローマ帝国の浴場設計技師ルシウス(阿部)は、漫画家志望の真実(上戸)ら平たい顔族(=日本人)と出会い、日本の風呂文化に衝撃を受ける。タイムスリップを繰り返すルシウスは浴場技師としての名声をローマで得ると、評判を聞きつけた時の皇帝ハドリアヌス(市村)はルシウスに、後継者を考えるケイオニウス(北村)のために大浴場を作るよう命じる。
18日放送の第2弾『テルマエ・ロマエII』(2014)では、ブルガリアに実物大のコロッセオを建設するなど、ヨーロッパ最大級の映画撮影所で大規模なロケを敢行。草津、箱根、みなかみ、諏訪など日本有数の温泉地での一大ロケーションも行われた。阿部や上戸ら主要キャストが続投し、曙や琴欧洲といった現役・元力士も出演した。
斬新なテルマエ(浴場)を作ったことで一躍人気者になった古代ローマの浴場設計技師ルシウスだが、コロッセオにグラディエイターを癒すテルマエ建設を命じられ、アイディアに悩みまくり、再び現代日本へタイムスリップしてしまう。風呂専門雑誌のライターに転向していた真実ら平たい顔族との再会も束の間、平和推進派のハドリアヌス帝と武力行使派の元老院の対立に巻き込まれていく。
今回の地上波放送は、生田斗真主演の映画『湯道』の劇場公開を記念したもの。同作では映画『おくりびと』(2008)などの脚本も手掛けた小山薫堂が提唱する「湯道」をテーマに、都会から銭湯を営む実家に舞い戻った兄や彼と犬猿の仲の弟、そして彼らを取り巻く人々の姿が描かれる。キャストには濱田岳、橋本環奈、戸田恵子、寺島進などが名を連ねる。(編集部・大内啓輔)