川口春奈が中村倫也と13年ぶり共演!池井戸潤原作、7月期「ハヤブサ消防団」で疑惑のヒロインに
池井戸潤のホラーミステリー小説を中村倫也主演で映像化する7月期テレビ朝日系ドラマ「ハヤブサ消防団」(7月スタート、毎週木曜午後9:00~午後9:54)で川口春奈がヒロイン役を務めることが明らかになった。中村演じる、山間の小さな集落に移住したスランプ気味の作家が集落の奥底にうごめく陰謀に遭遇していくストーリーで、川口は物語を静かにかき乱していく美貌の映像ディレクターにふんする。川口は池井戸作品初出演、中村とはドラマ「ヤンキー君とメガネちゃん」(2010・TBS)13年ぶりの共演となる。
物語は、スランプ気味の作家・三馬太郎(中村倫也)が亡き父の故郷“ハヤブサ地区”に移住するところから幕を開ける。都会のストレスから解放され、穏やかな生活をスタートしたはずの太郎だが、地元の消防団に加入したのを機に連続放火騒動に巻き込まれ、住民の不審死など怪事件にも遭遇。ハヤブサ地区を守るべく真相を追ううち、集落の奥底にうごめく巨大な陰謀に突き当たる。
昨年は、映画『極主夫道 ザ・シネマ』でコメディエンヌぶりを発揮し、主演ドラマ「silent」(フジテレビ系)で社会現象を巻き起こすほど反響を呼んだ川口。本作で演じるのは、太郎と同様、東京からハヤブサ地区に移り住んだ美貌の映像ディレクター・立木彩(たちき・あや)。太郎の心、そしてストーリーを静かにかき乱していく“疑惑のヒロイン”だ。太郎は、父の墓参りの際に墓地で見かけた彼女とハヤブサ地区唯一の居酒屋で再会。ミステリアスな彩が気になる存在となるが、彼女には集落の闇につながる過去が……!? という役どころ。
川口は中村との13年ぶりの共演に、「以前、共演させていただいたとき、私はまだ15歳でした。学園ドラマだったので現場はわちゃわちゃしていましたが、中村さんはちょっと年上のお兄さんで、当時から“大人の俳優さんだなぁ”という印象を持っていました。掴めそうで掴めないミステリアスな魅力を持つ素晴らしい役者さんだと思いますので、今回がっつりお芝居させていただくのが、とても楽しみです」とコメント。
中村も、「川口さんとは彼女が15歳のときにご一緒して以来、13年ぶりの共演です。いまや押しも押されもせぬ女優さんとして多方面で大活躍されているので、今回、久々にご一緒できるのを楽しみにしています。川口さんには人に対して構えたりしない印象があり、僕自身もラフなタイプの人間なので、いい意味でムダな緊張感のない楽しい現場になったらいいなと思っています。その上でやるべきことを一緒に積み上げていきたいですね」と川口との久々の共演に期待を寄せている。
川口、中村のコメント全文は下記の通り。(編集部・石井百合子)
川口春奈(立木彩役)
●オファーを受けたときのお気持ちを教えてください
池井戸先生の作品に初めて出演させていただくことになり、とてもうれしく思っています。この『ハヤブサ消防団』は、不気味なムードが漂うミステリー要素の強い作品。私も田舎町の出身ですが、田舎特有の人づきあいや事件が起きたときのハラハラ感が濃く描かれていて、「こういうこと、あるある!」と感じますし、穏やかな田園風景の中で奇妙な事件が起きたときの“違和感”にはゾクッとさせられます。また、幼いころ、父が仕事のかたわら消防団として活動していた記憶もあって、そういうところでも作品に親しみを感じています。脚本を読んでいるだけで面白いので、映像としてどんな世界観を描き出していけるのか、楽しみにしています。
●ご自身の役柄・立木彩はどのようなキャラクターですか?
私が演じる彩は、謎のベールに包まれたミステリアスな女性で、物語の鍵を握るキーパーソンでもあります。回を追うごとに彩自身の過去も描かれていきますが、なぜ彼女がハヤブサに来たのか、パーソナルな部分が明かされていく過程を私自身、すごく興味深く見つめています。中村倫也さん演じる太郎をはじめ、ハヤブサの人々と彩がどんな関係性を築いていくのかも楽しみにしています。
●中村倫也さんとは13年ぶりの共演ですが、印象を教えてください
以前、共演させていただいたとき、私はまだ15歳でした。学園ドラマだったので現場はわちゃわちゃしていましたが、中村さんはちょっと年上のお兄さんで、当時から“大人の俳優さんだなぁ”という印象を持っていました。掴めそうで掴めないミステリアスな魅力を持つ素晴らしい役者さんだと思いますので、今回がっつりお芝居させていただくのが、とても楽しみです。
●視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします!
田舎町で生まれ育った私にとって、自然あふれる山里はホッとひと息つける世界。緑豊かな場所での撮影に今、すごくワクワクしています! 中村さんと一緒に、楽しみながらいい作品を作っていけたら…。田舎特有の風景の中で起きる不穏な事件の真相はもちろん、謎を追ううち、太郎と彩の関係がどうなっていくのか、ぜひ注目してご覧ください!
中村倫也(三馬太郎役)
●ヒロイン・立木彩を演じる川口春奈さんの印象を教えてください
川口さんとは彼女が15歳のときにご一緒して以来、13年ぶりの共演です。いまや押しも押されもせぬ女優さんとして多方面で大活躍されているので、今回、久々にご一緒できるのを楽しみにしています。川口さんには人に対して構えたりしない印象があり、僕自身もラフなタイプの人間なので、いい意味でムダな緊張感のない楽しい現場になったらいいなと思っています。その上でやるべきことを一緒に積み上げていきたいですね。
●“座長”として、改めて今作への意気込みを教えてください!
僕が演じる三馬太郎は、騒動に巻き込まれることで能動的な人間へと変わっていくキャラクター。川口さん演じる彩をはじめ、太郎のまわりの人々がそれぞれ好き勝手に動けば動くほど、面白い作品になると考えています。みなさんの濃密なお芝居を受け止めるのを楽しみにしています!