一ノ瀬ワタル、中村倫也と3年連続共演「ご縁を感じています」池井戸潤原作「ハヤブサ消防団」出演

　中村倫也を主演に迎え、作家・池井戸潤の最新作を映像化する7月13日スタートの木曜ドラマ「ハヤブサ消防団」（テレビ朝日系・毎週木曜午後9：00～）に、話題のNetflixシリーズ「サンクチュアリ -聖域-」で主演を務めた一ノ瀬ワタルが出演していることが発表された。主演の中村とは3年連続の共演となり、中村も「今後も一ノ瀬さんが“いちばん共演した俳優”として取材で語ってくれる存在でいたいです」とコメントしている。

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　「ハヤブサ消防団」は、亡き父の故郷である山間の“ハヤブサ地区”に移住した作家・三馬太郎（中村倫也）が、地元消防団に加入したことをきっかけに、集落の奥底にうごめく陰謀に巻き込まれていくミステリー。物語の鍵を握るミステリアスなヒロインを川口春奈が演じるほか、満島真之介、岡部たかし、梶原善、橋本じゅん、生瀬勝久、古川雄大、山本耕史、麿赤兒、村岡希美、小林涼子、金田明夫、大和田獏などバイプレーヤーがそろう。

　一ノ瀬が演じるのは、ハヤブサ地区に住む札つきのワル・山原浩喜（やまはら・ひろき）。若い頃から悪い噂が絶えず、ハヤブサ地区で頻発している連続放火事件の犯人ではないかと疑われる怪しい男だが、太郎は浩喜のぶっきらぼうな言動の中に親切な一面を感じ取り、犯人説に違和感を覚える。

　果たして本当の顔はどちらなのか。物語に濃い影を落とす謎に満ちたキーパーソン役に、一ノ瀬は「彼がたどる運命こそがストーリー展開の鍵になってくるので、そこは素直にうれしい。『僕の役柄、この後どうなるんですか？』と聞いたとき、『えっ！　マジっすか…。そんなことになるんですか！』って思いましたから！　原作とはまたちょっと違うストーリーになっていますので原作を読んだ方も楽しめますし、田舎町の消防団の物語がものすごいミステリーへと変貌を遂げていくさまに、みなさん乞うご期待です！」とコメントしている。

　また、一ノ瀬が中村の主演作に参加するのは、「珈琲いかがでしょう」（2021年／テレビ東京）、「石子と羽男－そんなコトで訴えます？－」（2022年／TBS）に続き、3年連続にして3度目。「中村さんの現場って、キャストさんもスタッフさんもみんな和やかで、すごくいい空気が流れているんです。それはやっぱり、座長である中村さんの人徳なんだなと今回も実感しました！」という一ノ瀬は、「サンクチュアリ」の撮影時期を振り返り「その撮影がはじまる時期に中村さんと共演し、撮り終わった直後も中村さんと現場が一緒で……。さらに、ようやく配信が実現した今、この作品で中村さんと共演させていただき、勝手ながらものすごく“ご縁”を感じています」と語っている。

　主演の中村は「一ノ瀬さんは今やもう“時の人”！　3年連続でご一緒することなんてなかなかないので、僕自身とてもうれしいです」とその飛躍をたたえ、「サンクチュアリ」を見て一ノ瀬との共演を楽しみにしていたという川口は「実際にお会いしたら、本当にかわいらしい方だなと思って…！　怖い役柄を演じられることが多いのでそういうイメージを持っていたのですが、ものすごく少年のような方で、とても癒されました」と役柄と素顔のギャップを明かしている。

　また、デビュー50周年を迎え、撮影現場で消防団メンバーからサプライズで祝福を受けたというベテラン・大和田は、ハヤブサ地区の温厚な住民・波川志津雄（なみかわ・しづお）役で出演。幼いころの太郎を覚えている数少ない人物で、太郎に“物書き”としての原点を思い起こさせてくれる重要なキャラクターとなる。（編集部・入倉功一）