実写版『バービー』重力が存在しない設定なのはなぜ?
マーゴット・ロビーが主演を務める映画『バービー』(8月11日公開)に登場するバービーランドには、重力が存在しない。その理由とは?
世界で最も有名なファッションドール・バービーの世界を初めて実写化した本作は、完璧でハッピーな毎日が続く“夢”のようなバービーランドで暮らすバービーとケンが、ある日すべてに限りのある“人間(リアル)世界(ワールド)”に迷い込み本当に大切なものを見つけるドリームファンタジー。バービーをマーゴット、ケンをライアン・ゴズリングが演じる。マーゴットは主演とともにプロデューサーも兼任する。
予告編でも確認できるが、バービーは自分のドールハウスのてっぺんから1階に降りる際、ふわりと宙を舞う。バービーのシャワーシーンについても、水が出ている様子はない。
監督、脚本、製作総指揮を務めるグレタ・ガーウィング曰く「バービーランドにニュートンの法則は適用されない」。太陽はないし、風も吹かないし、重力も水も存在しない。現実世界とは相反する世界で、まさに“おもちゃの世界”であることを表現しているというわけだ。ちなみに、バービーが7.5メートル以上の高さがあるドリームハウスのてっぺんから舞い降りるシーンにかんしては、マーゴットがすべて自分でスタントしている。
バービーランドはワーナー・ブラザース・スタジオ・リーブスデンの防音スタジオ内に作られた。黒や白一色で彩られたものは一切使われておらず、道路から街灯の柱まで、さまざまな色味のピンクで塗りつくされている。(今井優)