『バービー』グレタ・ガーウィグ、カンヌ審査員長に!アメリカ人女性監督初
第77回カンヌ国際映画祭
来年5月に開催される第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門の審査員長に、映画『バービー』の大ヒットも記憶に新しいグレタ・ガーウィグ(40)が決まった。14日、カンヌ映画祭事務局が発表した。
アメリカ人女性監督が同審査員長を務めるのは史上初で、女性監督としては2014年のジェーン・カンピオン(ニュージーランド)に続き2人目、アメリカ人女性としては1965年のオリヴィア・デ・ハヴィランド(女優)に続き2人目となる。
女優としてキャリアをスタートさせ、脚本家、監督へと転身していったガーウィグ。女性たちの心の機微をリアルに描いた『レディ・バード』と『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』が高く評価されただけでなく、『バービー』では作家性と商業性を両立させ、世界興行収入14億4,180万9,053ドル(約2,163億円)という大ヒットを記録。これは単独女性監督作として、史上最高のヒットとなる。(数字は Box Office Mojo調べ、1ドル150円計算)
自身もシネフィルであるガーウィグ監督にとって、カンヌ映画祭は特別な場所だといい、「カンヌ映画祭の審査員長を務めることになって、大変驚き、興奮し、恐縮しています。どんな旅路が待ち受けているのか、楽しみでなりません!」と喜びのコメントを寄せている。第77回カンヌ国際映画祭は現地時間2024年5月14日から25日まで開催される。(編集部・市川遥)