『ゴールデンカムイ』矢本悠馬の白石、驚異の再現度!「指先まで白石」「出る度笑う」
野田サトルの累計発行部数2,700万部を突破する人気漫画を山崎賢人(※崎は「たつさき」)主演で実写化する『ゴールデンカムイ』(公開中)。とりわけキャラクターの再現度の高さが話題沸騰で、SNSでは「●●が●●」(※●は役名)の感想が定着するほどの盛り上がりを見せているが、その中で矢本悠馬演じる脱獄犯・白石由竹が“癒やしキャラ”として人気を博している。
19日より全国393館(通常343館+IMAX50館)で公開された本作は、男女比41.3%:58.7%と女性がやや上回る結果となり、女性2人組や20代カップル、30代以上の夫婦や家族など幅広い層を集客。東宝が行った初日アンケートによると「非常に良かった」が61.6%、「良かった」が34.4%と鑑賞の満足度が高く、鑑賞理由の1位は「原作漫画が好きだから」が47.3%と半数を占めている。
“不死身の杉元”の異名をとる元軍人・杉元(山崎)をはじめ知識豊富で賢いアイヌの少女・アシリパ(山田杏奈※リは小文字)、第七師団上等兵で凄腕のスナイパー・尾形(眞栄田郷敦)、柔道の達人である大男・牛山(勝矢)、狂気をたたえた第七師団中尉・鶴見(玉木宏)、元新選組の副長・土方歳三(舘ひろし)ら一癖も二癖もあるキャラクターがひしめく本作。さまざまな思惑を持つ彼らが莫大なアイヌの埋蔵金を巡り争奪戦を繰り広げるなか、思わず吹き出すようなコミカルな描写が随所に差し込まれているのがシリーズの持ち味だが、そのコメディリリーフを担うのが白石役の矢本悠馬だ。
白石は“脱獄王”の異名がある通り、すばしっこく逃げ足が速く、しぶといのが特徴。映画では牛山を相手にした追走劇のほか、極寒の川に落ちた杉元と火を起こすシーンが人気。白石が“脱獄王”たるゆえんが判明する驚きのシーンを含め、矢本が調子のいいしゃべり方や動きまでを完コピ。「白石が白石!」「白石が白石すぎて笑った」「指先まで白石」「動きがすごい」「すごい原作研究してきた感じがして良かった」と再現度の高さに歓喜の声が多く寄せられている。また白石に関してはw(笑い)マークをつけた感想が圧倒的に多く、「出る度ずっと笑ってた」「爆笑」「白石は癒やし」「白石出てくると安心する」と魅了している。
矢本は「僕にこの役が回ってきたらいいなと思っていたんです。でも、まさか本当に回ってくるとは思っていなかった」と念願かなっての出演だったことを完成披露舞台挨拶で明かしており、「白石の自由さを大事にしたかったので、内や外に対して計算的にならずに現場の瞬発力やインスピレーション、生感を大事にしました」とも語っていた。
矢本はこれまでにも場を明るく照らす人好きのするキャラクターを多く演じており、近年では映画『破戒』(2022)で間宮祥太朗演じる誰にも言えない出自に苦悩する主人公を支える親友・土屋銀之助、映画『Gメン』(2023)で岸優太演じる主人公のプロレスオタクの親友・肝田茂樹などを好演。現在放送中のドラマ「となりのナースエイド」では打って変わって無口でおとなしめなナースエイド役に。今後はドラマ「舟を編む ~私、辞書つくります~」(BSP4K・BSで2月18日スタート)や「Destiny」(4月期・テレビ朝日系)などを控え、「Destiny」でも石原さとみ演じる主人公の同級生でムードメーカー的なキャラクターを演じる。(編集部・石井百合子)