アカデミー賞、第98回からキャスティング部門を設立!全24部門に
2025年公開の映画が対象となる第98回アカデミー賞から、キャスティング賞が新設されることになった。現地時間8日、主催の米映画芸術科学アカデミーが発表した。
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アカデミー賞に新たな部門が新設されるのは、2001年の長編アニメ映画賞以来実に24年ぶり。これで第98回アカデミー賞からは、作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞、脚色賞、撮影賞、美術賞、音響賞、編集賞、視覚効果賞、歌曲賞、作曲賞、衣装デザイン賞、メイク・ヘアスタイリング賞、長編アニメ映画賞、短編アニメ映画賞、国際長編映画賞、短編実写映画賞、長編ドキュメンタリー賞、短編ドキュメンタリー賞、そしてキャスティング賞の全24部門となる。
アカデミーのビル・クレイマーCEOとジャネット・ヤン会長は「キャスティングディレクターたちは、映画制作において必要不可欠な役割を果たしています。アカデミーが発展するなかで、キャスティング部門を加えられることを誇りに思います」と声明を出した。ノミネート資格や投票ルールなどの詳細は、2025年4月に発表される。
なお、アカデミー賞の新部門に関しては、スタント部門も話題に上がったことがある。昨年、『ジョン・ウィック』シリーズのチャド・スタエルスキ監督はスタント部門新設についてアカデミー側と話し合いを持ったといい、「(アカデミーは)信じられないほど前向きだった」「早ければ次かその次のオスカー、遅くとも3~4年後には実現できると思う」とComicBookMovie.comに明かしていた。(編集部・市川遥)