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クリストファー・ノーラン監督、いつかホラー映画を撮りたい

『オッペンハイマー』に続く作品はクリストファー・ノーラン監督
『オッペンハイマー』に続く作品はクリストファー・ノーラン監督 - Frazer Harrison / Getty Images

 映画『ダークナイト』『オッペンハイマー』などのクリストファー・ノーラン監督が、ホラー映画の制作に関心を持っていることを明かしたと、Varietyほか各メディアが報じている。

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 現地時間15日にロンドンの英国映画協会(BFI)で開催されたイベントに出席したノーラン監督は、観客からのホラー作品の制作を考えているかという質問に対して「ホラー映画は、映画的な仕掛けに依存していて、物事に対する直感的な反応に関わるものとして非常に興味深い。いつかホラー映画を制作したいと考えています」と回答。

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 同時に「本当に素晴らしいホラー映画には卓越したアイデアが必要であり、それはめったにわいてくるものではありません。つまり私は、ふさわしいストーリーを見出せていないのです」と素晴らしいアイデアがなければ撮るつもりがないことも明かしている。

 またノーラン監督は、ホラー映画は「映画的な観点から見ても、非常に興味深いジャンル」だと言及。「(ホラー映画には)ハリウッド映画が一般的に取り入れることに抵抗を示すような要素がたくさん詰め込まれていますが、それが許容されるジャンルでもあるからです」とそのポテンシャルについて語っている。予算はブロックバスター級ながら、アート志向の作風で知られるノーラン監督が手がけるホラーが実現すれば、非常に興味深い作品となりそうだ。

 ノーラン監督は、2020年にMTV系列のポッドキャスト番組「Happy Sad Confused」に出演した際には、『ワイルド・スピード』を気に入っているとも発言。「ロブ・コーエンのオリジナル(1作目)が好きだが、実際には『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』も気に入っている。ジャスティス・リンのバージョンは、どんどんクレイジーで大きくなり、何か別の面白いものになっていった」「『ワイルド・スピード』が楽しいのは、続編というものがそうでなくてはならないように、どんどん大規模な映画になっていくところだ。続編でスケールが大きくなることに文句を言う人もいるが、僕らは大スケールの続編を作る側の人間。小規模にはしたくないんだ。これはデヴィッド・フィンチャーの『エイリアン3』の教訓だよ。僕は、彼以上にあの作品が好きだ。でも、小スケールの続編はみんなを幸せにはできない」と語っている。(編集部・入倉功一)

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