『スパイダーマン』スピンオフドラマ頓挫 米アマゾンが制作断念
Prime Video にて配信予定だった『スパイダーマン』スピンオフドラマ第1弾「シルク:スパイダー・ソサエティ(原題) / Silk: Spider Society」の企画が頓挫してしまった。米 Amazon Studios が制作を断念したと、Varietyほか各メディアが報じた。
ドラマで描かれる予定だったシルクは、ピーター・パーカーのクラスメイトである韓国系アメリカ人の女性シンディ・ムーンが、特殊なクモに噛まれたことで誕生するスーパーヒーロー。ショーランナーには人気ドラマ「ウォーキング・デッド」のアンジェラ・カンが就任しており、アニメーション映画『スパイダーマン:スパイダーバース』のフィル・ロード&クリストファー・ミラーも製作総指揮に名を連ねていた。
同サイトによると、『スパイダーマン』映画・ドラマを展開する米ソニーは、別のスタジオへの企画売却を検討しているという。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の実写ドラマを手がけるディズニーが買い手候補となるかは定かではない。
ソニーとマーベルは引き続き、独自の『スパイダーマン』ユニバースを展開していく予定で、先日ニコラス・ケイジが実写でスパイダーマン・ノワールを再演するドラマシリーズ「ノワール(原題) / NOIR」の制作を発表したばかり。こちらは、 Prime Video でアメリカ国内(MGM+で配信予定)以外の240の国と地域に向けて配信される。(編集部・倉本拓弥)