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チ・チャンウク、大胆イメチェンのキャラクターに挑戦!「セリフの70%が汚い言葉」

チ・チャンウク
チ・チャンウク

 カンヌ国際映画祭で主演女優賞を受賞したチョン・ドヨンの最新作『リボルバー(原題)』のマスコミ向け試写会が31日、ソウル市内の映画館で開催され、上映後に主演のドヨンをはじめ、チ・チャンウクイム・ジヨン、そしてオ・スンウク監督が会見を行った。この日初めて作品を鑑賞したという3人のキャストは、感嘆し、劇場公開へ向けて自信を覗かせた。

【写真】『リボルバー』会見の様子

 映画『リボルバー』は、不正による罪のすべてを被り、その代価として巨額の金を受け取るというアンディ(チャンウク)の提案を受け入れ、刑務所に服役した元警察官のスヨン(ドヨン)が、出所後、約束の金は支払われず裏切られたことを知り、自分の取り分を得るために立ち向かう物語。主演のドヨンとスンウク監督は『無頼漢 渇いた罪』(2015)以来のタッグとなる。

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 会見で真っ先に出た質問は、イ・ジョンジェチョン・ジェヨンの特別出演、そして『犯罪都市 PUNISHMENT』(9月27日日本公開)のホ・ミョンヘン監督がアクション監督として参加していることについて。スンウク監督は「お酒の席で、本作の企画を話して、誰か特別出演してくれないかと提案したところ、イ・ジョンジェが『やります』と名乗り出てくれたんです。撮影現場では彼が色んなアイデアを提案し積極的に臨んでくれてありがたかったですね。チョン・ジェヨンはドヨンと話していて『血も涙もなく』(2002)での演技がよかったのでオファーをしました。ミョンヘン監督は元々飲み友達。これまでも一緒に仕事をしていて、私が何を欲しているか理解しくれていますし、リアルアクションと感情を込めるアクションが何かわかっているんです」と経緯を明かし、彼らによって映画が一段と面白くなったことに感謝を述べた。

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左から、オ・スンウク監督、イム・ジヨン、チョン・ドヨン、チ・チャンウク

 チャンウクはこれまでの役とは違い、卑屈で女々しいアンディを演じているが、本人はまんざらでもなかったよう。「台本には空白の部分が多く、役作りに関しては事前に監督と相談していましたが、撮影現場では私が演じたいように配慮してくださいました。アンディのセリフの70%が汚い言葉ですが、観客にはそのように演じた方がわかりやすいと思ったんです」と明かした。

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 また、憧れの女優であるドヨンとの共演に、周囲からは共演に委縮してしまうのではと心配されたそうだが「ドヨンさんとの共演シーンが多かったのですが、怖い先輩女優というより、よい緊張感を持って撮影に臨んでいるという感じでした。特にバーでのシーンでの撮影は楽しかったです」と話す。するとすかさず、ドヨンが「むしろ私の方が演じやすくてチャンウクさんに助けてもらった感じです」と返し、演技者だけに通じるシナジー効果があったことを明かした。

 そのドヨンが本作で演じるハ・ヨンスというキャラクターは、劇中一度も笑うことがなく、ポーカーフェイスを貫いている。このことについて、ドヨンは「シナリオの随所に<無表情>と書いてあるんです。スンウク監督との前作『無頼漢 渇いた罪』では感情をむき出しにするキャラクターだったので、今回は違った感じで演じようと考えていました」と説明。これにはスンウク監督も「ドヨンさんは私が考えた以上に無表情を演じてくれてスヨンのキャラが立っていました」とコメントし、名女優と言われる彼女の演技に唸らされたことを明かした。

 映画『リボルバー』は8月7日より韓国で劇場公開される。(土田真樹)

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