多部未華子「わたナギ」以来、約5年ぶりTBS火曜ドラマ主演 4月期「対岸の家事」育児と家事に奮闘する専業主婦役
俳優の多部未華子が、4月期のTBS系火曜ドラマ枠「対岸の家事～これが、私の生きる道！～」（毎週火曜よる10:00～10:57）で主演を務めることが明らかになった。2020年に放送された「私の家政夫ナギサさん」（通称・わたナギ）以来、約5年ぶり2度目のTBS火曜ドラマ主演となる多部が演じるのは、育児と家事に奮闘する専業主婦の主人公。「わたナギ」で演じた、家事ができないキャリアウーマン役と真逆のキャラクターに挑む。
本作は、2019年に火曜ドラマ枠でドラマ化された「わたし、定時で帰ります。」（新潮文庫）の著者・朱野帰子の小説「対岸の家事」（講談社文庫）を原作に、必ず誰かがやらなければいけない仕事である、家事をテーマに描く“お仕事ドラマ”。
多部が演じるのは、過去のある出来事から「家族のために“家事をすること”を仕事にしたい」と専業主婦になることを選んだ主人公・村上詩穂。専業主婦が珍しくなった時代に、同じような主婦仲間を見つけられず、昼間をすごすのは娘とだけ。「今日もまた誰ともしゃべってない!?」と少し焦りを感じる日々をすごす詩穂は、ひょんなことから、立場は全く違えど、同じように“家事”にまつわる様々な問題を抱える人たちと出会い、交流していくことになる。
彼女が出会う人々は、育児と仕事の両立に限界ギリギリのワーキングマザー、完璧な育児計画が思うように進まず困惑する育休中のエリート官僚パパ、働くママの裏で残業を強いられる若手社員、親の介護に悩むバリキャリ女性、周りからの子どもの期待にプレッシャーを感じる新婚主婦など、その境遇はさまざま。家事という終わりなき仕事をテーマに、生き方も考え方も正反対な「対岸にいる人たち」と出会い、ぶつかり、つながっていく詩穂の生活を描く。
一児の母でもある多部は、台本について「毎話とても共感するお話ばかりです」と語り「全ての子どもを持つ母や父、家族に共感していただけるドラマになっているんじゃないかなと思っています」と自信をのぞかせる。
脚本は青塚美穂、大塚祐希、開真理が手掛け、演出は竹村謙太郎、坂上卓哉が務める。（編集部・入倉功一）
■主演・多部未華子コメント
台本を拝見して、毎話とても共感するお話ばかりです。いろんな家族の形があって、いろんな子どもとの向き合い方があるなと、考えさせられました。全ての子どもを持つ母や父、家族に共感していただけるドラマになっているんじゃないかなと思っています。明日からも自分のペースで頑張ろうと少しでも前向きに思ってもらえるドラマになっていると思いますので、是非楽しみにしていただけたらうれしいです！！
■原作・朱野帰子コメント
生き方が多様化する社会で「私の人生は正解だ」と思うことは難しい。それでも前向きに生きようとする人たちの物語を、TBSテレビ火曜よる10時のドラマチームに託しました。最高の脚本と最高の俳優陣に恵まれたことを幸せに感じています。
■プロデューサー・阿部愛沙美コメント
このドラマの制作を始めてから、朱野先生の言葉をはじめ、台本のセリフ、取材のために帯同した子育て中の友人との時間に触れ、たくさんの価値観が私の中で変わっていきました。会社で働く同僚の事、両親の事、友人の事、自分の事。
そして、主演に多部さんをお迎えすることができ、さらに説得力と包容力が増して皆さんにも何か感じていただけるドラマになると思っています。“家事”という身近な話だからこそ、様々な議論が生まれると思いますが、それもドラマの楽しみの一つになったら…主婦のお話ですが、色々な立場のキャラクターが出てきますので是非たくさんの方に観ていただきたいです！
どうぞよろしくお願い致します！