竜星涼、柳俊太郎、梅澤美波ら実写版『九龍ジェネリックロマンス』出演決定 追加キャスト発表
吉岡里帆と水上恒司がダブル主演を務める映画『九龍ジェネリックロマンス』の追加キャストが発表され、竜星涼、柳俊太郎(※「柳」は木へんに夘)、梅澤美波(乃木坂46)、花瀬琴音、フィガロ・ツェンの出演が明らかになった。
原作は「恋は雨上がりのように」の漫画家・眉月じゅんが手掛けるミステリーラブロマンス。ノスタルジーあふれる街・九龍城砦(くーろんじょうさい)の不動産屋で働く鯨井令子は、先輩の工藤発に恋心を抱くが、彼には自分と全く同じ姿をした婚約者がいた過去を知る。妖しくも美しい街の日常のなかで過去・現在・未来が交差し、恋が全ての秘密を明らかにしていく。
本作はテレビアニメ化と実写映画化が決定しており、4月からテレ東系で放送されるアニメ版の主演を白石晴香(鯨井令子役)と杉田智和(工藤発役)が担当。夏公開となる実写映画の主演を吉岡里帆(鯨井令子役)と水上恒司(工藤発役)が務め、ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」の演出などを担当してきた池田千尋が監督を務める。
そして実写映画の追加キャストとして、竜星涼がある目的のため令子に近づく大企業の社長・蛇沼みゆき役、柳俊太郎が喫茶店・金魚茶館の店員で工藤と友人であるタオ・グエン役、乃木坂46・3代目キャプテンの梅澤美波が靴屋の店主で令子の親友になる楊明役、花瀬琴音が九龍のあらゆる店でアルバイトをしている小黒役、フィガロ・ツェンが蛇沼と行動を共にしながら九龍の街を調べるユウロン役に決定。それぞれのキャラクタービジュアルも公開された。
キャラクタービジュアル、追加キャスト陣と池田監督のコメントは以下の通り。(編集部・入倉功一)
竜星涼(蛇沼みゆき役)
蛇沼みゆきを演じます竜星涼です。
皆さんは、失った大切な人にもう一度会いたいと思ったことはありませんか?
蛇沼みゆきとして生きる上での最大のテーマでした。
彼の葛藤に触れた時、自分自身の思い出と向き合い、弱い部分に触れ、
過去と未来、夢をみる心と、決別する勇気。この役とともに悩みながら、
ときに答えが出ている中でも選べないまま、もがき苦しみ、そして未来へと繋いでいきま
した。
彼が選ぶ道と葛藤をぜひ劇場でご覧下さい。
とてもいろんな意味で濃い役です(笑)
柳俊太郎(タオ・グエン役)
この度、タオ・グエン役を演じさせていただきました柳俊太郎です。
ミステリーあり、ロマンス要素たっぷりのこの作品に携われたことをとても嬉しく思います。撮影現場はとても暑かったですが、高温高湿度の環境がこの作品の世界をさらに彩っ
てくれたと思います。グエンという人間はとても魅力的で、グエンのことを考えている時間は自分の人生にとっても大きなヒントを与えてくれた貴重な時間でした。 皆さんにこの作品を届けられることを楽しみにしております。
梅澤美波(乃木坂46/楊明役)
本作に参加させていただけたこと、心の底から嬉しく、光栄で刺激的な日々でした。原作や台本を読み、この世界がどんな風に作られていくのかわくわくしたと同時に 、私演じる楊明が令子に与えるものがとても重要だと感じたので、必死に食らいついていこうと覚悟を決めました。楊明は嘘がなく、真正面から人と向き合う姿が無邪気で可愛らしい子です。どんな時も人の心を照らす太陽のような子。私にとっては、まさに理想の女の子! 服装や雰囲気からも、この作品のひとつのスパイスになっていれば嬉しいです。色んな感情を呼び起こさせてくれる作品になっていると思います。この世界で生きた宝物のような時間を、皆様へ届けられる日が待ち遠しいです。
花瀬琴音(小黒役)
小黒役を演じさせて頂きました、花瀬琴音です。
私も原作九龍ジェネリックロマンスに魅了された 1人で、
撮影期間に触れた九龍の世界は、狭くて暑くて懐かしくて、
優しい人達で溢れた世界でした。
小黒として九龍で生きられた時間は私の宝物です!
是非皆様も、劇場にて九龍ジェネリックロマンスの世界を感じてください!
フィガロ・ツェン(ユウロン役)
幼い頃から日本アニメに夢中だったので今作に出演でき、とても感動しました。眉月じゅん先生が描く幻想的で懐かしい世界観、信念を胸に生きるキャラクター達に深く心を動か
されました。
ユウロンは、子供のような好奇心と強い執念を併せ持つ役で挑戦しがいがありました。池田監督の信頼と温かいサポート、共演者やスタッフの皆さんとの素晴らしい時間に心から
感謝しています。
映画館でお会いしましょう!
池田千尋監督
懐かしい恋、懐かしい街、なつかしさとは何なのか、この作品を通してずっと考えていました。もうここにはいない誰かや何かを想うことに縛られたとしても、そんな弱さを否定せず内包できたなら、なつかしさと共に前に進むこともできる。
異国のうだるような暑さの中、恋をすること、自分を見つけることの奥深さに、限りなく真摯に向き合ってくれた吉岡さんと水上くんが、私にとって大切な懐かしさとなりました。吉岡さんの自らをさらけ出せる強さと、水上くんの無骨な真っ直ぐさは、まさに令子と工藤そのもので、二人のシーンに胸が詰まってカットの声を発せないほど心打たれたあの時が、今もここに生きています。
国際的なスタッフの協力により刻まれた二人の奇跡のような時間を、多くの人に観て欲しい、体験して欲しいと、心から願っています。