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芸人・永野“ロビー愛”を熱弁『ベター・マン』に「涙を流しました」キャッチコピーに噛みつくも裏で平謝り

ロビー・ウィリアムスへの思いを語った芸人・永野
ロビー・ウィリアムスへの思いを語った芸人・永野

 お笑い芸人の永野が27日、TOHOシネマズ日本橋で行われた、イギリスのミュージシャン、ロビー・ウィリアムスの半生を斬新な演出で描く、映画『BETTER MAN/ベター・マン』の公開前日イベントに登壇し、ロビーへの愛をせつせつと語った。この日は、プロフィギュアスケーターの織田信成、TikTokクリエーター・おじゃすも出席した。

【画像】織田信成が華麗なポーズ『BETTER MAN/ベターマン』公開前日祭フォトギャラリー

 『グレイテスト・ショーマン』などのマイケル・グレイシー監督が手掛ける本作は、自身を「パフォーミング・モンキー」と表現するロビーをサルの姿で登場させ、ポップグループ「テイク・ザット」のメンバーとしてデビューし、ソロアーティストとして飛躍していく彼の人生の光と影を映し出すミュージカル。

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 この日のイベントには、“芸能界で最もロビーを愛する男”と自負する永野、今年1月に2度目の現役生活を引退し、競技人生最後の演技プログラムでロビーの代表曲「Angels」と共に滑走したプロフィギュアスケーターの織田、そして、近年はテレビ番組にも活躍の場を広げるおじゃすが登壇。翌日から封切られる映画の魅力をそれぞれが余すところなく語るひとときとなった。

 最初に登壇した永野は、本作について「もともとロビー・ウィリアムスのファンでしたが、この映画では僕が一番観たかった時期を描いていたというか。いろいろあってテイク・ザットを離れてから、お騒がせタレントになった部分をどう描いているんだろうという好奇心から観たのですが、自分のようにその頃を知っている方だけでなく、どんな方でも共感して、心動かされる映画だった。今年はまだ、始まってからそんなに経ってないですけど、今年観た中で一番感動し、涙を流した映画です」とコメント。

 ただ、世界的なスーパースターとして知られるロビーだが、日本での知名度について、永野は常々不満を抱いていたという。「ちょうど(自分の)YouTubeチャンネルでロビーについてアップしたばかりなんですけど、“ロビン・ウィリアムズ”なら知ってるけど、なんてつまらないことを言ってくるヤツがいるんですよ」とぶちまけた永野は、「ロビーはイギリス人なので、表現がシニカル。それがいいんです。歌もすばらしいし、何よりパフォーマンスもいい。だいたいこういう作品ってきれいな面を描きがちだと思うんですけど、この映画は『人間ってこういうところがあるよね』というような、ロビーのコンサートと一緒で、笑わせて、ドキドキさせて、最後は泣かせるみたいなところで。本当に傑作です」とキッパリ。

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織田信成、永野、おじゃす

 また、オアシスのギャラガー兄弟としばしば口撃合戦を繰り広げ、海外メディアを賑わせてきたロビー。特に注目されたのは、オアシスがイギリス国内で最多動員記録を持つネブワースでのライブだ。2003年、ロビーも同じ会場でコンサートを開催して動員記録を更新するなど、両者はライバル関係にあった。永野は、そのことを踏まえ「ロビーにはオアシスに対しても私怨(しえん)というか。なにくそと見返してやろうというような、自分との戦いがあった。そうしたガッツあるロビーの姿に元気が出るんじゃないですかね」とさらに映画を絶賛。

 そして「ロビーは異端というか。皆さんも映画を観て燃える思いがあったと思いますけど、これは本当に観てほしい」と語ると、スクリーンに映し出された「愛を知ったとき運命が動き出す」という映画のキャッチコピーを指差し「実はこのコピーにもあまり納得してないんです!」とかみつくと、「いい意味でダーティーじゃないですか。私怨(しえん)というか、恨みはすべてに勝つというか。“オアシスに勝った元アイドルがいた”に変えてください。日本人はオアシスと言っておけば寄ってくるんで」とぶちまけて会場は大笑い。そのまま永野は降壇したが、織田、おじゃすのプレゼンテーション後、ステージに戻ってくると「舞台袖にキャッチコピーを作った女性がいたので謝りました。僕、裏では腰が低いんで。育ちのいいお嬢さまだったんで、平謝りしました」と舞台裏を正直に明かして会場を沸かせた。(取材・文:壬生智裕)

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