綾野剛×三池崇史『でっちあげ』新キャスト7名一挙発表

　綾野剛が主演を務め、三池崇史監督がメガホンを取る映画『でっちあげ　～殺人教師と呼ばれた男』（6月27日公開）の新キャスト7名が発表された。小澤征悦、高嶋政宏（※高＝はしごだか）、安藤玉恵、美村里江、峯村リエ、東野絢香、飯田基祐が出演する。

【画像】柴咲コウ＆亀梨和也ら共演…『でっちあげ　～殺人教師と呼ばれた男』本ポスター

　2003年に日本で初めて「教師による児童への虐め」が認定された体罰事件。その真相を追った福田ますみのルポルタージュを映画化した本作は、小学校教諭・薮下誠一（綾野）が、保護者の氷室律子（柴咲コウ）に児童・氷室拓翔（三浦綺羅）への体罰で告発されたことからストーリーが展開する、実話ベースの物語。事件が実名報道されたことで、薮下はマスコミの標的となり、停職処分に追い込まれていく。一方、律子を擁護する声は多く、550人もの大弁護団が結成され、民事訴訟へと発展。誰もが律子側の勝利を切望し、確信するなか、薮下は法廷で「すべて事実無根のでっちあげ」だと否認する。他キャストは亀梨和也、木村文乃、大倉孝二、迫田孝也、光石研、北村一輝、小林薫らが出演する。

　小澤が演じるのは、薮下から酷い体罰を受けたとされる拓翔の診断を担当した大学病院の精神科教授・前村義文。高嶋は、週刊誌記者の鳴海三千彦（亀梨）の上司で、薮下の実名報道を許諾した「週刊春報」の編集長・堂前を演じる。安藤は拓翔のクラスメイト山添純也の母親・山添夏美役。美村は前村とともに拓翔の診断を担当した大学病院の精神科医師・箱崎祥子役。峯村は薮下に処分を下す教育委員会の教育長・藤野公代役。東野は教頭からの指示で同僚の薮下を監視する戸川役。飯田は薮下と律子の民事訴訟を担当する裁判長・橋本役を務める。（加賀美光希）