ケイト・ブランシェット、俳優引退を本気で検討中

映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズなどで知られるオスカー俳優ケイト・ブランシェット(55)が、俳優業からの引退を本気で考えていると Radio Times 誌に明かした。
『ブルージャスミン』(2013)でアカデミー賞主演女優賞、『アビエイター』(2004)で助演女優賞を獲得するなど、ハリウッドの第一線で活躍してきたケイト。一方で、セレブとして脚光を浴びる自分に慣れないと苦悩を明かしており、「この話をすると、家族はいつも呆れた顔をするのですが、私は本気です。本当に、俳優業を辞めることを考えています。人生でやりたいことがたくさんあるんです」と第2の人生を歩むために、引退を検討していると告白した。
また、「不快に感じることに慣れる」感覚と向き合いながら活動してきたというケイト。「トーク番組やインタビューでも、自分の発言が切り取られて強調されて見えると、本来の自分とは違う人間のように見えてしまう。私はそんなに声の大きい人間ではないのです」とも語っている。
ケイトの次回作は、鬼才ジム・ジャームッシュ監督の新作映画『ファザー、マザー、シスター、ブラザー(原題) / Father, Mother, Sister, Brother』。共演には『スター・ウォーズ』のカイロ・レン役で知られるアダム・ドライバーらが名を連ねる。(編集部・倉本拓弥)