ウィリアム・S・バロウズ
William S. Burroughs
1914-977
ビートニクの作家。ゲイ。30歳のときに22歳のケルアック、18歳のギンズバーグと知り合う。最初の頃はケルアック、ギンズバーグにとって師匠のような存在だったらしい。1951年、処女作「ジャンキー」を発表するも、同年“ウィリアム・テルごっこ”をしていて妻を射殺、メキシコへ逃亡する(デビッド・クローネンバーグの「裸のランチ」はこの事件を中心に描かれている。)その後、タンジールでボロボロのジャンキーになりながらも、書き溜めていた文章をケルアックに手伝ってもらい原稿に整理。それが1959年、「裸のランチ」として出版される。以後、“カットアップ”などの手法を駆使しつつ作家として多くの小説を発表。晩年は映画などにも積極的に出演し、若いアーティストたちに影響を与え続けた。
デニス・ホッパー
Dennis Hopper
主な出演作『イージー・ライダー』『ブルーベルベット』『ハートに火をつけて』『スピード』『スペース・トラッカー』ほか。
映画の中のパフォーマンスは… バロウズ作品「裸のランチ」「Deposition:Testimony
Concerning a Sickness」「ダッチ・シュルツ最期のことば」より
アレン・ギンズバーグ
Allen Ginsberg
1926-1997
ビートニクを代表する詩人。ゲイ。17歳のときに21歳のジャック・ケルアックと出会って意気投合した。23歳のときに、大学を中退した挙句に殺人事件に巻き込まれ、おまけに保釈金目当ての結婚に失敗して完璧に行き場をなくしていたケルアックを寮の部屋に泊めて停学処分をくらう。しかし、その後バロウズも交えた3人であっちへフラフラ、こっちへフラフラの生活を送り、それがビートの原点になった。1956年にシティ・ライツ書店から「吠える、その他の詩」を出版。翌年発表された「路上」とともに、ビートニクの代表作として注目される。後年はアメリカを代表する詩人として活躍。平和主義者として知られ、ベトナム反戦運動などにも積極的に参加した。酔っ払って素っ裸になっている映像多数あり。
ジョン・タトゥーロ
John Turturro
主な出演作『ハートに火をつけて』『ミラーズ・クロッシング』『クイズ・ショウ』『ビッグ・リボウスキ』ほか
映画の中のパフォーマンスは… ギンズバーグ作品「吠える」より