『インクレディブル・ハルク』『アイアンマン』特集第4弾 ~トニー・スタークが案内する『アイアンマン』ツアー!~
おれは頭がいいだけの普通の人間だった。父のスターク・インダストリーズ社を継ぎ、新たな兵器開発に勤しんでいた。だがテロリストに襲撃を受けたあの日からおれの人生は変わったのさ。心臓は人工心臓になり、洞窟(どうくつ)でやつらのために兵器を作るように強要された。おれはそこから抜け出すべく、脳みそをフル回転させ第1号である“マーク I”を開発。鍋で作ったようなシロモノで体系もデブだったが、それがアイアンマンの原点になったんだ。
マークIIとマークIIIを見比べてみてくれ。何が違うかわかるかい? そう、色だよな。考えてみてほしい。なぜおれがパワードスーツを改良し開発していったのか……。それは世界の平和を守るためだ。そういえばヒーローってのは目立たず誰にも知られることなく正義を貫き悪を倒すみたいだな。目立つことなく地味であること……。だが残念ながらそれはおれの趣味じゃない。超カッコいいスーパーカーみたいなデザインがおれは大好きなんだ! 見てくれよ、この色使い! イカすだろ!? ヒーローはやっぱ見た目も大事だよな!
全身は軍事衛星にも使われている金とチタン合金で包まれ、右アームには対戦車ミサイル搭載。両手に破壊力を持つ特殊なレーザー誘導粒子線、すなわちリパルサー光線を放つ装置も付いている。これは空を飛ぶときにジェット噴射の役目も果たすから、とっても便利なのさ。この手を開いて飛ぶ姿がキュートだっていうベイビーがいるらしいけど、確かに言われてみれば乙女っぽい雰囲気はあるよな。キモカワイイならぬ、カッコカワイイって感じかな? この飛び方、おれは嫌いじゃないぜ! ベイビー、君はどうだい?