今年の驚きは、何と言っても映画『アバター』を押しのけての映画『ハート・ロッカー』が6部門で受賞した快挙でしょう。(『アバター』は3部門)『ハート・ロッカー』が監督賞だけでなく作品賞まで受賞した瞬間、プレスルームにも感嘆の声が! アカデミー賞史上初めての女性監督の受賞となります。授賞式のスピーチでも動揺を隠し切れないキャスリン・ビグロー監督でしたが、プレスルームに登場してからもずっとそんな感じでした。スラリとした長身に女優顔負けの美人。それなのに、謙虚に動揺しているビグロー監督を見れば、どんな男性でもイチコロ? 58歳という年齢がうそのような魅力的な方です。そんなビグロー監督にわたしもさっそく質問してみました。
「キャメロン監督とご結婚なさっているときに、何か彼から映画作りや映画業界でのことで学んだことはありますか?」
あちこちで「元夫婦対決!」と書かれていたので、やっぱりこれに触れないわけにはいかないでしょう。すると、ちょっと間があって「彼は素晴らしい監督だと思います」の一言で終わってしまいました。……うーん、やっぱり答えづらかったのかしら。残念。
ちなみに、彼女の答えで一番印象に残ったは、「自分の夢は絶対にあきらめないこと」というコメント。58歳で初めてのアカデミー賞を受賞したのですから、とっても納得。
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