「ゲーム・オブ・スローンズ」ブルーレイ&DVD特集:大人向けスペクタクルの決定版!「GOT」空前のヒット、5つの理由~ドラマの枠を超えた破格のスケールに驚愕~
2011年の全米放送スタート以来、アメリカのみならず世界中の視聴者を熱狂の渦に巻き込み、2012年にエミー賞メイクアップ賞、視覚効果賞など6冠のほかゴールデン・グローブ賞助演男優賞に輝いたスペクタクル大作ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」が、いよいよブルーレイ&DVDで発売! 全世界で1,500万部を突破した世界最高峰のアクションファンタジー小説を完全映像化。製作費約80億円というテレビドラマとは思えない破格のスケールに加え、そのダークかつ過激な内容ゆえに「大人向けファンタジー」と呼ばれる本作の、オトナたるゆえんを5つのキーワードから解き明かします!
現代最高のファンタジー小説ともいわれる長編小説「氷と炎の歌」シリーズを、原作にほぼ忠実に映像化。140か国以上の国と地域で話題を集め、最高傑作と呼ぶに相応しいスペクタクル超大作に仕上がった。7つの王国からなる架空の大陸ウェスタロスを舞台に、最高権力の座をめぐる壮絶な戦いが展開する本作は、中世ヨーロッパを思わせる荘厳で神話的な世界観が、まず圧巻。さらに、アイスランドやモロッコなど世界各地でロケを敢行することにより、7つの王国それぞれの全く違った特色を表現。そのスケールはテレビドラマの枠を完全に超えており、3,000語にも及ぶ騎馬民族ドスラク人の言語体系まで作り上げてしまうほどの徹底ぶり!
中世ヨーロッパの封建社会がそうであったように、本作でもまた人間が欲望をむき出しにする野蛮な世界を描いている。それゆえ、人々の性欲も自由奔放かつストレート。中でも、米映画サイトが選ぶ「世界で最も美しい顔100人」の1位に輝いた、エミリア・クラークの露出過多なコスチューム&大胆な脱ぎっぷりにはもん絶必至。血なまぐさい権力闘争や陰謀の嵐が吹き荒れる中、人々は己の「生」を確かめるかのごとく「性」に溺れる。そう、セックスと死は表裏一体なのだ。
7つの王家それぞれの思惑が交錯するウェスタロスでは、政略結婚や近親相姦(そうかん)といった複雑に絡み合った人間関係に加え、覇権をめぐって繰り返される暗殺や裏切りが予測不可能な事態を招いていく。底知れぬ人間の欲望が巻き起こす陰謀と策略の数々は背筋が凍るほどショッキング。長年の友人ですら信用することができず、人々が常に死と隣り合わせにある緊迫した状況下で、ウェスタロスの平和を願うスターク家のあるじ・エダードは最悪の戦乱を防ぐことができるのか……? 登場人物の中で最も誠実といえる彼を待ち受ける試練の数々に要注目だ。
人間の残虐性をこれでもかと赤裸々に暴いていく作品だけあって、バイオレンスシーンの過激さもハンパない。戦闘シーンはもちろん動物の心臓をむさぼり食うブキミな儀式など、思わず目を背けたくなる血みどろ描写のオンパレードは、もはや不快を通り越して痛快。さらに、滅びたとされる北方の異形民族ホワイト・ウォーカーまでもが復活し、身の毛のよだつ殺りくを繰り広げていく。とことん「過激」を極めたディープな世界にどっぷりハマるはず。
壮大なスケールで描かれる物語に一層の風格と説得力を与えるのが、実力派の役者をそろえたキャスティングだ。主人公エダードには『ロード・オブ・ザ・リング』3部作でおなじみのショーン・ビーン。策略家のティリオンを演じたピーター・ディンクレイジは本作でエミー賞とゴールデン・グローブ賞助演男優賞を受賞。そのほか、『フル・モンティ』のマーク・アディや『300 <スリーハンドレッド>』のレナ・ヘディーといった名優がズラリ!